秘書ラミア
最強と噂されたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人で悠々自適に暮らします。
「瞬殺だっただろ?」思わぬ名台詞がアモンから飛び出た翌日。
「なんだこれ!?」私たちが見たポストは、もはや原型を留めないほどにうねり曲がっていた。
その原因は、大量の手紙である。どこぞの馬鹿が魔法でも使って入れたのだろう。
それにしてもまあよくこんなに入ったな。しかも全てが調教師チームへの勧誘だった。
(どうやって住所知ったんだろう…)めんどくさいので丁重にお断りする。
ドラゴンズに入りませんか?だの、死霊クラブに入りませんか!などと多種多様だ。
相変わらずアモンはビーストカップに入り浸り、優勝賞金を山ほど抱えて帰ってくる。
ある日『パラフィアス』をパラパラめくっていると、見慣れない『優』のページに辿り着いた。
それを見たアモンが目を見開く。その時部屋中にカッと閃光が煌めいた。
目を開けると、少し離れたところに一体の魔物が立っていた。
「おお!ラミアじゃないか!お前もパラフィアスに封印されてたのか〜」アモンが
現れた魔物に駆け寄る。
ラミアとして知られる魔物は私の知ってる限り、上半身は美女、下半身はロバ、尾は蛇という
悍ましい怪物のはずだった。しかし目の前にたっているのは、
銀縁眼鏡とダークスーツをキチッと着こなした優しそうな少女だった。
「アモン様、私がパラフィアスに封じられたのをご存じなかったのですか?それに、このニンゲンは?」
怪訝そうに少女ラミアが訪ねた。
「ああ、紹介するぜ。こいつは俺の秘書のラミアだ。変に疑り深いが、まあ気にしないでくれ」
はっはっは と笑いながら私たちに紹介してくれた。
「ラミア、こいつらは俺の飲み友兼友人の結、まど、遙、奏音だ。」
ほう?と言いたげにラミアが片眉を上げる。
「人間が邪眼を使えるとは…しかも、結とやらは精霊と契約してるようですね。
しかも高位の治癒師と知識の科学者とは…興味深いですね〜」
「ま、まあよろしく頼むぜー」頰を少し引きつらせながらアモンが叫んだ。
「っていうか、秘書って言ってたけどアモン会社でもやってるの?」私は聞いた。
「ああ、そうだ。俺は冥界と地獄を行き来する商売人。ネット販売を手掛けてる」
みんな一様に初耳ですという顔をしていた。
「名前はamozo…「ああっ、もういい!それ以上言わなくていい!どこぞの大手から苦情くるから!」
「よろしくです、みなさん。」にこにことラミアが微笑みかけてきた。
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