侯爵悪魔アモン
最強と噂されたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人で悠々自適に暮らします。
「あのさあ、アモン?アモンの種族ってなんなの?」まどが二日酔いで顔をしかめているアモンに聞いた。
「ああ、そういえば言ってなかったな。」
アモンの種族はなんなのか気になっていた遙も奏音もドヤドヤとこちらへきた。
ごほんと咳払いしてアモンが自己紹介を始めた。
「俺は侯爵悪魔アモン。地獄で40の軍団を率いる侯爵だ。みんな、よろしくな!」
…………………沈黙。
「いや、今さらっと言ったけどアモンって悪魔なの?」長い沈黙の後私は訪ねた。
「そうだぜ。地獄の悪魔72体の中七番目だ。」キランと音がしそうなキラキラスマイルをこちらに向ける。
「でも、悪魔がこんなにいい奴だったなんて思わなかったな〜」
昨日までアモンと呑んだくれていた遙と奏音が言った。ご機嫌で肩まで組んでいる。
「悪魔って魂を取るんじゃないの?」とまどが質問した。
アモンは一瞬キョトンとした後、大笑いした。
「悪魔が魂取るなんていつの時代だよ!地獄も今じゃ情報化、自動化が進んでるぜ。」
まどがイクを手に持ち、ペロンツアを肩に乗せてやってきた。
「おお、変身術者か。結構いい奴そうじゃねえか。」アモンはイクを気に入ってくれたようだった。
ペロンツアも カア、クワアと鳴いてアモンに頭を擦りつけている。
一息置いて、対策本部相手に戦争やろうと思ってることなど、諸々の事情を話した。
「こっちは300体の魔物の軍団、治癒師、邪眼をつけた人間、おまけに侯爵悪魔まで
いるんだから負けるわけないよね〜」みんなで対策本部の阿保さ加減を笑う。
「さあ、今日も宴会だー!」「「「「イエエーイ!」」」」
侯爵悪魔アモンは呑んだくれの酔っ払いだったが、アモンが語る面白おかしい
失敗話や成功話はめちゃくちゃ面白かった。
「俺が何で『パラフィアス』に封じられたかと言うとな、寝起きを年寄り術師に襲われて
あっさり封印されちまったんだ。しばらくはどうやって仕返ししようかと考えていたんだが、
その爺さん脳溢血で死んじまいやがった。復讐しようがねえ。」
とまあこんな感じだ。
平和で呑気な人々が多いダンジョンに、アモンは案外馴染んでるかもしれない。
(宴会ずきの酒飲みだからだと私は推測している。)
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