風に吹かれたペロンツア
最強と噂されたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人で悠々自適に暮らします。
優雅な秋の朝。飲み物と本を片手に窓際で本を読む。その優雅な雰囲気をぶち壊すものが来た。
グギャ、ゴギャアグエエエエエ 奇怪な叫び声をあげて窓から何か突っ込んで来た。
窓ガラス修理費3万円。金返せええええええええええええええ!!!!!
床でのたうちまわっていたものは、身軽な身のこなしでくるりと立ち直った。
それは、ペロンツアという名の竜だった。
竜なのに、ペロンツアというどこかふざけたニュアンスの名前。
しかし生態はあまり解明されていない。生態がわからなくてやけくそになった学者がつけた名前だとか。
学者!!しっかりやれよ!
ひらりと攻撃をかわし、腹の下に潜り込みみずおちを刺す。
ペロンツアは泡吹いてジタバタと床に転がる。僅か数秒で息の根がとまった。
後で遙や奏音に死体を引き渡すため、(何に使うかは分からない。怖いので聞きたくない)
このペロンツアは30cm程度の小さな個体だったため、ジャム瓶に入れる。
死体が腐らないように『防腐の風』を瓶に吹かせる。
数時間後
「いやあ、マジで今日の夕食美味しかったな〜」満腹になって部屋に帰る。
なんとなしにペロンツアの瓶を覗く。そこにはペロンツアの死体はなかった。
かわりに綺麗な紫色の鳥がいた。黄色の嘴に青い眼。
「あれ!?ペロンツアは?まさかの生まれ変わり!?」
そうだよー と言いたげに鳥(元ペロンツア)が嘴を開く。
その時、蝶番が吹き飛びそうな勢いでドアが開いた。
「ちょ、結!?ペロンツアゾンビが食卓で暴れまわってるよ!」まどが駆け込んで来た。
やばい!魂は鳥になって体はゾンビになってたああ!全員で蹴り飛ばしてドアの外に追いやる。
まあ隠しててもしょうがないので、ペロンツアを紹介する。
「ヘェ〜死者の妄執魔法を使えるんだ」軽くまどが言った。
私もまどに聞いてわかったけど死者の妄執魔法っていうのは、死ぬ直前に一部の魔物
が使うという魔法で魂は別の生き物に、身体はゾンビになるという魔法らしい。
イクに紹介したらめっちゃ喜んでいた。家族ができた気持ちなのかもしれない。
サラマンダーお爺ちゃんも喜ぶだろう。
読んでくださりありがとうございます!




