夜幻想
最強と噂されたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人で悠々自適に暮らします。
戦争や暗殺から身を引き、ようやく落ち着いてきた頃。
『夜幻想』を取りに行くことになった。
夜幻想とは、その名の通り夜に幻のように咲く花である。幻想的な見た目から芸術好きの
貴族に重宝されている。しかし一時期乱獲され、数が激減。
栽培方法もまだ見つかっていない。それが咲いている場所を見つけたので、
採取しに行こうと言う話だった。
夜、森の中をコソコソと進んでいる。まるで泥棒か追い剥ぎのようだと思い、苦笑した。
夜幻想は沼の横に綺麗に咲いていた。やはり図鑑で見るのと生で見るのとは違う。
夜幻想はデリケートだと教えられたので、根から優しく引き抜く。
適量採取し、ホクホク顔で帰ろうとしたその時。
魔眼を360度高速回転させていた遙が ん?と声をあげた。
(奏音と遙はずっと魔眼を付けている。遙はいいとしても奏音は怖いのでやめてほしい)
遙が大急ぎで草をかき分けて沼の淵へと近づく。
そこには冒険者風の身なりをした男が倒れていた。素人にも重症だと分かる傷を負っていた。
男は微かに眼を開けた。そして眼を見開き、気絶してしまった。
最初はなぜ気絶したのか疑問に思っていたが、やがて気づいた。
真夜中の11時に人が沼地に立ってるだけで不自然だし、おまけに4人中2人は
魔眼を付けている。人型魔物だと思われても仕方ないだろう。
私たちは大急ぎで男をダンジョンへと運んだ。
ダンジョン
まどが特大治癒魔法をかけたので、傷口はほぼ塞がった。
このダンジョンのことを覚えていると困るので、私が催眠魔法をかける。
柔らかい草地に男をそっと寝かした。
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