邪眼
最強と噂されたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人で悠々自適に暮らします。
夕食の後、まどがおもむろに袋を取り出し、テーブルに置いた。
「みんな、この中に手を入れて好きなの取って。」全員素直に袋に手を入れる。
中から目玉が出てきた。私は青色、まどは緑色、遙は黄色、奏音は紫色だった。
「……これ何?」沈黙の中、遙が口を開いた。
「魔眼。付けると様々な効能があるの。」まどは魔眼を自分の目に押し付けた。
すると通常の目が消え、魔眼がすっぽりとはまった。
「この眼は催眠魔法の眼。」そう言って奏音の方を向いた。
すると魔眼が高速で回転し始め、それを見た奏音は倒れてしまった。
私も遙も奏音も(起きた)すぽっと魔眼を付ける。
「おおおおお!」と遙が叫び声を上げる。遙の魔眼は高速でグルグルと回転していた。
遙の話によると真後ろから斜めまで、360度見回せるらしい。
私の眼はどうなってんだと魔眼を擦る。すると視界が前にスルスルと動き、
望遠鏡のように遠くが見えるようになった。
「奏音のは何?」と私は聞いた。「それが分かんねえんだよなぁ」
とにかくそれは置いといて、フェスタスに行くことにした。
フェスタス
「あれ?ここどこ?」いつの間にか裏路地に入ってしまっていた。
道も分からないので声のする方に行ってみる。
「ヒャハッ!やっちまえ!」髪を上に立てたいかにもゴロツキですって顔の奴らが
裕福そうな男に暴行していた。
結構正義感が強い奏音がゴロツキを睨みつけている。
すると周りに墨を流したような闇が流れ始め、私たちのものではない影がいくつも現れ始めた。
日は翳り、ざわざわと木々が揺れる。
いつの間にか指輪から出てきていたサラマンダーが叫んだ。
「いかん、あれは邪眼じゃ!すぐに外すんじゃ」
次の瞬間、大きな音と共に紫の爆風があたりに吹き荒れた。
眼をあけると何事もなかったかのように平然と奏音が立っていた。
驚愕の眼差しでサラマンダーが奏音を見つめる。「邪眼を…飼い慣らしおった」
「あれ?みんなどうしたんだ?」奏音は今までのことを覚えてないらしい。
その後、邪眼の説明をサラマンダーから聞いた。
「邪眼とはな。魔性のものを呼びあつめる『邪』の眼じゃ。普通付けたものは
邪眼に正気を奪われてしまうが、奏音はそれに打ち勝った。これまで通り付けても大丈夫じゃろう。」
「へえ〜、俺そんな凄いことしてたのか!」呑気そうに奏音が言った。
「いやあ、でも心配したよ。」遙が言った。こちらも呑気そうに見えるが、吐く息が重い。
その後ポツリとサラマンダーが呟いた言葉に4人は気がつかなかた。
「面白い人間もいたもんじゃ。」クックックとサラマンダーは笑った。
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