魔物会議
最強と噂されたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
魔物、魔法、勇者有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人で悠々自適に暮らします。
結、まど、遙、奏音の4人が快楽の街フェスタスで楽しんでる時、魔物一同は
世界樹の苗木の側に造られた広い一室にひっそりと集まっていた。
「では第三回魔物会議を始めるぞ」大きな椅子に座ったゴブリン爺が宣言した。
ゴブリン爺は色々な場で司会や議長として重宝されている。
「まずは儂ら雑魚キャラ代表とも言えるゴブリンが主の役に立っているかと言うことじゃ。」
少し自信を無くしたような声で話すゴブリン爺。
「ふるふるぷにぷに(そんなことないですよお爺様!」とビックスライム。
同調するように背後のスライムがさざ波を立てている。
「バサバサバサ、ワサ(そうですよ!人語操れるのゴブリンだけじゃないですか。」
「そうかの!そうなのかの」
バサバサぷにぷにぎゃーすと一斉に魔物が同調する。
ニコニコと楽しそうな笑いを浮かべ、コンコンと木槌を机に打ち付けた。
「では本日の魔物会議は終了にするぞい。」
ドタバタと騒がしい音を立てて魔物達が出て行く。
実のところ4人はゴブリン爺を魔物の中で一番頼りにしているのだが、本人は気づいていない。
ピンポーン と音がして、一見壁に見える場所から4人が姿を現した。
乾いた手触りの世界樹に4人で触れ、揺すぶる。
すると春夏秋冬の果物、いちご、スイカ、ナシ、ミカンが一斉に落ちてきた。
中にはうまくキャッチして頬張り始める魔物もいる。
鳥型の者は、言うまでもないだろう。
「おおっ!思った通りだぜ!」と奏音が嬉しそうな声をあげる。
それに応えるようにゆらゆらと世界樹が揺れる。
世界樹は今や幹の辺りが薄っすらと霧に覆われるほど高くなっていた。
「本家世界樹はさぞかし大きかったんだろうねえ。」としんみり遙が呟く。
今日もダンジョンは平和だ。
読んでくださりありがとうございます!
とても短いですが、よろしくお願いします。




