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第伍話:暗殺

「いいかいこの地図を見てちょうだい。この倉庫は隠れられる場所が多い。そこでこの地図のこことこことここの3カ所隠れて殺る。私とカランはここ。トーレスはここ。ラッチはここでいくよ。じゃあ分かれて、私の銃声を合図に行くよ。」

「あれ?やらないんですか、姉御?例のやつ!!」

「忘れてた。じゃあ行くよ。」

ミラレスさんは、一呼吸おいた。

「諸君に告ぐ。今日まで生きてこられたのは、多大なる犠牲の上の生である。死んでいった者達の意を無駄にするな。さあ、撃鉄を起こせ!!憎しみの鉛を脳天にねじ込んでやれ!!!」

「やっぱこれないと、しっくりこんわ〜」

そして倉庫内へと入っていった。


午前2時30分

「カラン、そろそろ来るわよ。ちゃんと引き金引いた?」

「ミラレスさんそんなに俺はバカじゃあありません。」

「来た!!油ののったカモ達が!!」

そう言うと、ミラレスさんはねらいを定めデザートイーグルのマグナム弾を入ってきた10人の先頭に立つ男の脳天に放った。

「バーン」

銃声が響き銃撃戦が始まった。後方には遠距離、後方支援の得意なトーレスさんがアサルトライフルで撃っていた。入り口にラッチさんはいて、ガトリングを俺とミラレスさんに当たらないよう撃っていた。俺は、まだ一回も近距離戦をやったことがなかったのに、持っている二つのベレッタM92が動くままに撃つとすべてが敵の急所を的確に捉えた。ミラレスさんは死にかけのやからの始末をしていた。全員撃っている最中は、笑っていた。

「ドッドッドッドッドッドッドッドッドッド」

「ソレートの連中ッ」

「バーン」

「バンバンバンバン・・・バン・・・キーーン」

「あと少しだ。気を抜くな!!!」

ミラレスさんの声だった。

「バキューン、バキューン」

「バーンバーンバーンバーン」

「子供ッ!!!??」

「俺の姉さんの敵だ!!」

「バーン」

相手には抵抗させる暇も与えなかった。銃を抜かせるまえに殺ったからである。

「あとどれぐらい?ラッチ?」

「ざっと3人だ。今夜はさっさと片が付くぞ!!」

そして、開始から4分30秒の一瞬で片が付いた。

全員が死んでいることを確認し、中央へ集まった。

「今回は早かったね。」

とミラレスさんがいい、全員がうなずいた。

「じゃああとは、爆破だけね。」

一瞬分からなくなった。暗殺班なのに爆破とか大げさにやっていいものかと。

「ミラレスさん、大げさすぎでは?」

「いいのよ、今回は。上からの命令で爆破も言われていたし。」

「ラッチ仕掛けた?」

その時ラッチの姿がなかったが2秒後であろうか返事があった。

「終わったよ。早くでようや!!」

なんと、俺やミラレスさんが死んでいるかの確認をしている間に仕掛けていたのだ。

「じゃあ、逃げましょうか。」

笑みを浮かべながらミラレスさんは、そう言った。

午前2時40分

俺たちは、ジープに戻り爆破のスイッチを押した。

「ドカーーーーン」

倉庫全体が炎に包まれた。

「仕事終わりに飲む人!!」

「僕行きます。」

とトーレスが真っ先にあげた。

「あなたは、焼酎1瓶までね。」

「わても行きますわ。姉御のおごりなんでしょッ!!」

「しょうがないね。カランは?」

「俺まだ未成年だし・・・・」

「コーラでいいじゃんおいでよ」

「じゃあお言葉に甘えて」

「じゃあさっさと帰るわよ!!!」

みんなジープに飛び乗り、急発進した。

こうして俺の初任務は、終わった。

いい銃撃戦が書けてよかったです。これからもこのようなカットを増やして行きたいです。

皆さんの感想、評価等お待ちしています。又、最後まで読んでいただきありがとうございました。

さて次回は、とうとうコリンがでてきます。あの悲劇の日にコリンは、何をしていたのか!?次回をお楽しみに!!!

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