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第弐話:入隊

今俺は少し後悔している。まだ死と言うものが分かっていないカレンに俺の過去の話は少しきつすぎたと思う。

そして、カレンと約束通り飯屋に言った。

「ガラガラガラガラ」

「いらっしゃい!おやカランじゃないか久しぶり」

「ボルドさんも元気で」

「おや?そこの女の子は・・・まさかお前の彼女か?とうとう女に無心の帝王も陥落か」

「そんなんじゃないの!!ただのクラスメイトさ。カレン・ビルトンって言うんだ」

「初めまして・・」

「いい子だ!!ボルド・タラスといいます。・・・ま、それはさて置き何食べる?」

「ラーメン二つ・・それと例のやつを持ってきてくれ」

「カレンのまえだがいいのか?」

「じゃないとここについて来させてない」

「OK!」

話が終わりカレンを向くと少しいらだった表情で言った。

「まだ16の女をこんなラーメン屋に連れてくる?ファーストフード店ぐらいつれてってよう!」

「バカ!!お前をあんな所連れてったら俺の財布がホワイトホールになってしまうじゃないか。それに見せたいものもあるしな!!」

「お待ち!!ラーメン二つ」

そう言うとボルドは、シャッターを閉め始めた。

「何でシャッター閉めるの?」

やはりこれから先はしゃべらない方がいいんじゃないかと思えた。この目を見るたびにつくづく思う。しかし決めたことだから話すことにした。

「はいよ!!これだろ」

お盆の上に姉さんの形見であるベレッタM92があった。

「サンキュウー」

「これは?」

「姉さんの形見だ。このボルドさんは、元ソ連残党兵組織ソレートのガンドクターだ」

そう言い、又あの忌まわしき過去を振り返った。

1999年5月8日

トラックで20キロ移動しただろうか。本拠地に着いた。

「びびらなくても大丈夫。みんないい人達だから。ついてきて」

そこは酒場のようなところであった。

「ボルド・・銃の修理お願い。あと私の部屋の鍵取って」

「ミラレス!!レイラの敵は討てたか?」

ミラレスさんはうつむき、顔を横に振った。

そう言い、ボルドさんに銃を渡し、鍵をミラレスさんは受け取った。

長い廊下を通りながらミラレスさんは姉さんのことについて話してくれた。

「レイラは本当にまじめだった。入った時期が同じで何かと気があったので仕事もコンビを組んでいた。私が作戦を練り、彼女が実行した。阿吽コンビと言われるほどになった。そして半年で二人とも大尉まで上り詰めた。どちらかというと私が気持ち足をひぱっていたのよね。彼女は美人で、周りに優しく、大切にされる人だった。頭もきれて啖呵きるタイミングや駆け引きがホントに上手かった。試行錯誤を練るのも早かった。今でも私は彼女は死んでないと信じたい。」

「ミラレスさん・・・」

そうこうしているうちに部屋についた。中はキレイに整頓されていて応接室みたいだった。

「一様身分証明証。これがないと少し困ることになるから肌身離さず持っていてね。あとこの建物から出るときは一声かけてね。・・・じゃあ自己紹介しに行こうか。」

そう言い俺の腕をつかんで引っ張っていった。

行った先は演台みたいな所だった。ホールには、たくさんの人がいた。そしてそのまま僕を引き連れ、演台にたった。

「諸君、今回のレイラ大尉の死はまことに心苦しいことである。これは、奴らが凶悪であることの証拠であると思う。彼女の敵を撃とうではないか!!!」

すると、泣いている人までいた。やはり自慢の姉さんであると確信した瞬間であった。そしてミラレスさんは続きをしゃべった。

「だが今回新しい仲間が増えた。今ここにいるカラン・トーラーである。気づいたかもしれないが、殺されたレイラ・トーラーの弟である。仲良くしてやってくれ。」

すると、ミラレスさんは、俺に挨拶するよう言った。

「初めまして。カラン・トーラーです。姉さんのことをホントに思ってくれていてありがとうございます。」

言い終わった瞬間、ある男が演台に上がってきた。

「カランく〜んキミが弟である証拠をここで見せてくれ。」

「そんな・・・・」

「じゃあ力で見せてもらうからよ!!」

その瞬間やつの右足が腹部に当たるような殺気がし、よけて見せた。

「なめやがって、このクソガキがー」

右手が正面に来る気がしたが体が動かず吹っ飛ばされると思った。

その瞬間ミラレスさんが拳を止めた。

「トーレス!!私に殺されたいのかい?」

暗闇に満ちた声だった。

その瞬間男は真っ青になって演台を降りた。

「では、これで新人紹介を終わる。」

そうして演台を降りた。

「大丈夫?あの男は、トーレス・タミンて言うの。お酒が入ってなかったらいい人だけど、入ると見境無しに暴れるから・・気をつけてね。でも、ものすごい反応だったわねえ。」

「姉さん譲りですから」

そう言い案内された部屋で横になり、つらい一日を終えた。

本当に話がそれないようにするだけで精一杯です。

まあ、これからもがんばるので声援よろしくお願いします。メールもじゃんじゃん送ってね。

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