第十話:家族
〜登場人物紹介〜
カラン・トーラー (主人公)
姉さんを殺したタレラを殺すため姉さんの入っていたソレートに入る。
カレン・トルト(クラスメイト)
野暮な質問をカランにした、張本人。話を聞いていくうちにカランに少し好意を持つ。
ミラレス・ターヤ (ソレート・大尉)
カランの姉さんと同期。ソレート一強い部隊の隊長である。
トーレス・タミン (ソレート・曹長)
酒を飲むと暴れまくる。だが寝るのも早い。
ラッチ・カルメン (ソレート・軍曹)
班の中では、ボケ担当。でも、行動力に長け、爆破が得意。
ボルド・タラス(ソレート・ガンドクター)
酒場のバーテンとしても、ガンドクターとしても最高の腕前。現在ラーメン屋を営む。
瞑三元 (麻雀会代表)
共存会談でまとめ役をしている。ダブルシューテンングの名を持つ。
「ガラガラガラガラ・・・・・・・・・」
「あなたは、瞑さん!?」
「久々だなぁ」
「瞑、久しぶりだなぁ」
「ボルド、変わらないなぁ」
「初めまして!瞑三元さん!」
「果てこの子は?」
「カランの恋人よ、瞑。」
「はい!カランの恋人のカレン・トルトです。」
「だから違いますって。」
「ハハハハハ、ミラレスも人が悪いなあ。」
「瞑さんだけです。信じてくれる人。」
「宴会でもするの?」
「よく気づいたわねえ。そうよ、祝カラン恋人誕生って名前で。」
「もう、やめてください!!」
久々に感じるぬくもり・・・・確かに父親は憎んでる。でも、家族は憎んでない。やはり、これが本当の家族なのか?特に瞑さんは、ミラレスさんと同じぐらい、親近感がわく。特にあの夜は・・・・・
1999年5月12日
「コンッコンッ」
「失礼します」
「ああ、カラン休日なのに呼び出して、悪いわねぇ。」
「いえ、それは良いのですが何の用でしょう?」
「今日から3日間、麻雀会で働いてほしい。」
「また、なぜ?」
「実は麻雀会のある取引の護衛を任されて。」
「なんなら、トーレスさんとかでも・・・」
「彼のご氏名だよ。か・れ・の・」
マールブルック通り・麻雀会ビル
「ここかあ。」
「良いビルだろ!!」
「瞑さん?」
「よっ!!そんなに固くなるな。打ち抜いて食ったりはしないよ。」
そして、ビルに入りエレベーターに乗った。
「ところで、なんでです?」
「ミラレスから、良い人材が入ったって言っててな。ちょっと気になって。」
「はぁ・・」
「それに、彼女のことについても知りたいだろ。レイラのこと。そして、君に託した、銃のこと」
「チーン」
そうこうしているうちに、瞑さんの部屋の階にたどり着いた。
「まあ、仕事は夜だし、少し話そうか。」
そういい、いすに二人とも座った。
「彼女と初めてあったときもミラレスの紹介だった。あいつも、かなりの自慢家だからなあ。」
「そうなんですか。」
「初耳だったか。まあ、いずれぼろが出たときにわかるさ。」
「はぁ。」
「優秀な同期がいるから、是非使ってくれ!!って言われて。初めはこんな世界に女は生きていけない。腰が引けてるならさっさと帰ってもらおうと思った。だが、彼女を見たとき、体がうずいたね。」
1995年8月12日
「コンコン」
「どうぞーー。」
「失礼します。」
「君がレイラ・トーラーだね。」
皆様、誠に済みませんでした。いろいろ、忙しかったため長い間放置してしまいました。
さて、今回の「後書きトーク」では、来春よりスタートする新作情報を少しばかし。
舞台
主要国家、二国間で起こった戦争の戦場とそれを上から見る神の世界。
主人公
創造神の母と破壊神の父の間に生まれし子が今回の主人公。その能力は受け継がれ、右手は創造主の手、左手は破壊神の手となっている。
今回の後書きトークはここまで。
さて次回は
麻雀会に来たレイラ。瞑さんがレイラの過去について話し出す。
次回もお楽しみに。