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第一章 死の宣告、断罪03

「アイツ」はゲームの内容を言った。

その内容は…



この夢の世界に残された(アイツの消し損ねた)人を一人残らず殺す(処分)ことである



その内容に二人は絶句していたが山本より先に口が開いた。


「人殺しなんてできる訳ないだろ!俺達人間なんだぞ!人の生命を断つことがどれだけ大きな罪なのか…。お前にはわからないだろうな!糞が!」


アイツは答える

「赤点の王様よ、君は今まで散々人をゲームで殺してきたじゃないか。ここもまだゲームのような世界、殺したところでまた生まれる」



「ゲームと現実の区別もつかないのか!とんだ腐った脳してるな!」


赤点は必死に反論する、自分が殺し屋みたいな人間ではないことを。事実人殺しでない、今現在は。




「怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い

怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い

怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖いうぁぁぁぁ」



山本は人を殺すと言うことを想像し恐怖を感じている。



「君達に私の痛みはわからないだろう、今回を持って感じるがいい痛みを!絶望を!恐怖を!」



(最初聞いた時と声が違う…?似てはいるがなんか違う気がするな… 今はコイツを知るのが先か?放送してるってことは放送室にいるのか…?)


「今からテメーのとこに行ってやる、だから待ってろ!」


「フッ これるなら来てごらん?」


赤点は放送室に走った



ガッーー



勢いよく放送室のドアが開けられた




「なん…だと?どこだ!出てこい!ビビってんのか!?」


ビビってるのは赤点だがよく言えたものだった。



「フフフフッ、君達から私は見えない。色々と時間をとったみたいだから説明しておきましょう」



(話し方とかなんかコツコツ変わってるが気のせいか?)



赤点は段々とアイツのことについて詮索していく?


「ゲームクリア条件は簡単、全国の生き残り(消し損ねた人達)を全員殺すこと。全国で7人君達を含めると9人だけど、それを全員殺してまたここに戻ってくること。それがクリア条件、制限時間はなし では頑張って下さいね」


ヴーーーープツッ


ノイズが鳴りアイツが消えたような気がした


「あ、そうそう。君達の家にゲームに必要な道具置いといたから。あとお前マジ赤点の王様とか、プププッ」


ヴーーープツッ


笑ってアイツは消えた



「訳がわからねぇ…。アイツは多重人格か…?死神なのか…?まずは山本のとこに行かないとな…」


赤点は教室に戻って行った



外を見ても誰もいない、気配もない。



果たしてここは夢の中なのか、地球の中なのか、宇宙なのか。



この世界は謎だ



人間は消され、動物は生活し、人間が不便に思うような世界になっている。


車もない、電車もない、自転車もない


乗り物に関するもの(人間が楽に移動できるもの)は見渡す限りない。恐らくこの世界から消えている、アイツが消したんだろう。


そもそもなぜこのような世界があるのか誰にも理解はできない。



この絶望なる世界で赤点と山本は生き残ることが出来るだろうか




赤点と山本は自分の自宅まで取り敢えず行くことにし、一日休む(寝る)ことにした。




あんな悪夢が起きることをまだ赤点と山本は知る由もなかった



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