悪夢の夜を2 人で
ある日の事だった、馴染みがある光景が映っていた、見慣れた機体スケルツとそれに乗る仲間達がこの目に映っていた。
「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」
「助けて!!」
その瞬間スケルツに乗った仲間達が、次々と敵のオーベルの圧倒的な性能にスケルツの性能では、無慈悲に蹂躙され撃破された断末魔が聞こえたのだった。
「みんな・・・・・」
「うわぁあああ!!」
ミナはその光景を見て絶叫し目を覚ましたのだった。
「夢・・・・・」
「少年兵の頃を思い出す、」
「最悪な夢。」
少年兵の時の最悪な悪夢の光景を過去のトラウマで見てしまったのだった。
「兄さん起きてる?」
「起きてる?」
ミナが心配そうな声で自分の部屋を出て、隣のヨナの部屋へとやってきたのだった。
「起きてる。」
ヨナは、いつも通りの口調で答えたのだった。
「兄さん、一緒に寝たい。」
「いいけど。」
ミナは、寂しそうに怯えた表情でヨナを見つめていたのだった。
「私、少年兵の昔の頃の夢を見たの。」
「私達以外、全滅した夢を、」
ミナは、悪夢を見て1人で寝る事に耐えきれなかったのだった。
「俺もよく見る。」
「だから、私今1人で寝るのが怖い・・・・」
「だと思ったミナ。」
ミナはヨナに怖くて側から寂しく離れたくなく強く抱き締めたのだった。
「えっ、ミナ?」
ミナが、ヨナへ強く抱き締めて近付いて、ミナの胸の感触に直に感じミナの胸が思ったより大きく、その感触に触れてヨナは動揺したのだった。
「兄さんどうしたの私の身体で興奮した?」
「いや別に、」
ヨナは恥ずかしい感情を表に出さない為に何ともない素振りをした。
「無言だと寂しいから、」
「何か話そうよ兄さん?」
「怖くて、寝れない。」
ミナが怖くて眠れなくて、無言の空間が耐えきれずにヨナに何か話そうと声をかけたのだった。
「ミナ、何を話す?」
ミナが安眠できるようにヨナは他愛のない話をして互いが寝るまで話続けていたのだった。
夜が明け、今日の悪夢の夜が終わったのだった。