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2 機の死神は復讐を求める  作者: とびうお
1章 復讐の日々
2/79

圧倒する双子

 出撃命令が告げられヨナとミナの2 人は、パイロットスーツに着替え自分達のAWへ向かったのだった。

「行こうか兄さん。」

「あぁ、」

 2 人は自分の機体であるオーベルは、全身が白い骸骨のような風貌に背部に黒いバックパックが装備されたAWがヨナとミナが搭乗したのだった。

「2 人共、オーベルに乗りましたか?」

 司令官のアリシアが管制越しからの伝令が聴こえたのだった。

「乗ってる。」

「2 人共乗ったよ。」

 ヨナとミナが乗るオーベルは2 人で乗れるように複座式に調整されて2 人で搭乗が完了し、アリシアへ無線越しで搭乗が完了したと報告したのだった。

「たぶんリローデッドの機体は、」

「いつも通り、最新の量産機の御三家が出ると思います。」

「数々の戦場を生き抜いた2 人には問題ない相手ですが油断しないで下さい。」

 アリシアは、敵の情報の戦力を分析して2人に伝えたのだった。

「あぁ。」

「アリシアちゃん、分かった。」  

 2 人はアリシアの説明を聞いて理解して返事をしたのだった。

「あぁ行ってくる。」

「行ってくる。」

 ヨナとミナはこれから戦場へと出撃し少しの間の別れを告げたのだった。

「「アライメント・システム同調。」」

 ヨナとミナの2 人はアライメント・システムを利用したアライメント・システムの操縦に切り替えたのだった。

 アライメント・システムとは、神経と機体を同調させ人機一体にしAWの操縦精度と反応速度を上げる為のシステムである。

「くっ」

「うっ」

 アライメント・システムが接続し、神経と機体を接続させ同調した負荷で、ヨナとミナ少し歯を噛み締めた表情になった。

「ヨナ・ヒソメ神経と機体の同調を完了。」

「ミナ・ヒソメ神経と機体の同調完了しました。」

 2 人は、神経と機体を同調させアライメント操縦への接続を完了して管制へと報告したのだった。

「背部のファントムユニット正常。」

 ミナは背部の黒いバックパックのファントムユニットが正常だと確認し管制へと報告したのだった。

「了解、オーベル発進委ねます。」

 管制のオペレーターの声が聴こえたのだった。

「ヨナ・ヒソメ オーベル・ファントム行きます。」

「ミナ・ヒソメ オーベル・ファントム行きます!」

 ヨナとミナが乗るオーベル本来の名称オーベル・ファントム、通称オーベルを飛行する輸送機からヨナが背部のブースタと脚部ブースタで推進させ出撃させたのだった。

 オーベルが出撃した現在目的地のサルド地区では現在、反政府側と政府側がリローデッドの部隊との戦闘が続いていたのだった。

「クッソ!!」

「あいつら、なんで最新のAWが!!」

 反政府側のAWは時代遅れの旧式の機体でリローデッドのAWは最新の機体だった。

 反政府側は数が勝っていても最新の圧倒的な性能では少数だとしても太刀打ちが出来ずに数が減り全滅に近い状態だった。

「こちら連合所属。」

「独立介入部隊、ロンダリング。」

 ミナは独立介入部隊ロンダリングの介入時の放送回線で戦場へ宣告したのだった。

「独立介入として反政府の部隊を。」

「リローデッドの部隊を全滅するまで援護します。」

 ヨナは放送回線で続けて反政府側に敵意がなく味方で増援する事を告げたのだった。

「敵影、レーダ反応に敵は4機。」

 オペーレーターの女性の声が聴こえたのだった。

「兄さん、御三家の4機。」

「機動型のシェサールが2 機、重装型のタイタンが2 機。」

 ミナは、敵影の姿を確認してヨナへと伝えたのだった。

「機体名は覚えれないが。」

「俺達が乗ってる汎用型のオーベルと同じ御三家の機体か。」

「兄さんまず機動型から、射撃で仕留めよう。」

「ミナどっちを倒す?」

 ヨナはミナに左右どちらの方の機動型のシェサールを撃破するかを問いかけたのだった。

「左を撃つから兄さん右をお願い。」

「分かった。」

 ヨナは、オーベル本体のマニピュレータ、ミナは背部のバックパックのサブアーム、2人は利き手の右手のマスケットライフルで狙いを定め引き金を引いたのだった。

 その2 人が放った弾丸は、機動型と呼ばれるシェサールの高機動の動きを2人は捉え、2 人が定めた標的に直撃し2 機のシェサールは撃破されたのだった。

 マスケットライフルは長身のライフルで、ライフルの中で弾丸が大きく火力が高いので威力が高い。     

 その変わり単発式で連射できないのと、装弾数が20発で平均的な弾数50発が主流のライフルと比べ弾数が少なく取り回しは悪いのが欠点である。

 だが2 人には、精度が高く直撃したら確実に仕留る威力のマスケットを愛用してるのである。

「シェサール撃破。」

2機のシェサールを撃破してミナは話したのだった。

「次は重装型か。」

 ヨナは残る2 機の重装型を見て呟いたづのだった。

「2 機か、なら俺が接近して倒す」

 ヨナは、オーベル本体のマウントしてるサーベルを取り出し接近しサーベルの刃が、重装型のティターンの腕部や頭部を切り裂きタイタンを無防備にさせ、強固な装甲をのコッピットに確実に一撃を入れ2 機のティターンを撃破したのだった。

 サーベルは近接用の片手剣で片刃で分厚い刀身が特徴の剣で、打撃ではなく斬撃に特化した剣で切断するのは技量が必要である。

 だが2 人は、AWを切断し斬撃を入れた方が確実に攻撃できるので2 人はサーベルを愛用している。

「重装型、撃破。」

 2 機の重装型のティターンを撃破しヨナは言葉にしたのだった。

「待って2 人共。」

「6機の機体が増援が来てると情報がきました。」

「速度は全て同じ速度ですので、同系統の機体です。」

 司令のアリシアから増援部隊が駆けつけていると連絡が通達されたのだった。

「分かった、増援部隊を即仕留める。」

「兄さん、流石に6機は全力で戦った方がいいよ。」

「分かった、本気でいこう。」

「ファントム・ユニット分離!!」

 ミナは、背面の黒いバックパックを分離させたのだった。

 ファントムユニットは人型へと全身黒衣に覆った姿のAWとなったのだった。

「アライメント完了、」

「視界良好、」

「ファントム同調完了。」

 人型の姿へと分離したファントムはオーベルの隣に立ち、2 人は2 機のAWとなったのだった。

「いつも通り2 人で倒そう兄さん。」

「分かったミナ。」

 ヨナはオーベルの2 つあるマスケットとサーベルをミナが操作するファントムに1つずつ渡したのだった。

 2 人の戦闘態勢は整いリローデッドのAW増援部隊へと向かった。

「こいつら俺と同じ汎用型のオーベルか。」

「カスタムしてない相手で、数が多い。」

 ヨナが乗る同じ機体、汎用型のオーベルが目の前の敵として現れたのだった。

 オーベルは汎用型と呼ばれ御三家の中で汎用性が優れカスタムしやすいのが特徴で、敵のオーベルは一切カスタムはしてないが機体が使いやすく量産機として傑作で人気の機体なのである。

「兄さん、6機はあの時を思い出す。」

 ミナはあの時、少年兵の時の事を脳裏に過ぎったのだった。

「さすがにあの時と比べたらマシだけど。」

「2 人で倒そうあいつらを」

 ヨナのオーベル本体、ミナが遠隔操作のファントム2 機のAWで6機の敵のオーベルとの戦闘態勢が整った。

「動きが読めない・・・・」

「これがアライメント・・・・」

 敵のパイロットが2 人が乗るAWの動きに驚愕し、暇すら与えずに2 機の武装のマスケットとサーベルで次々とオーベル6機を撃破し全滅したのだった。

「2 人共、敵の増援はありません。」

「任務は成功です、お疲れ様です。」

 アリシアは、リローデッドの戦力が全滅し増援の見込みがないと判断し今回の任務は成功したと2 人に伝えたのだった。

「アリシアちゃん、分かった。」

「これより、帰還する。」

 2 人は任務が成功だと知り、アリシアへと帰投すると伝えられ、戦闘が終わったと判断しファントムを本来の姿のバックパックとしてオーベルの背部に連結させたのだった。

「これでロンダリングの介入は終了します。」 

 ヨナは反政府側の残存部隊に介入はここまでだと告げ帰還したのだった。

「オーベル6機、倒すの2 分経たずに倒していたよ。」

「ベストスコアだよ。」

 ミナは、今回の戦闘で2 分経たずに倒した事を得意げに話していたのだった。

「ミナ、戦闘に夢中で分からなかった」

「この話アリシアへの土産話になりそうだ。」

 ヨナは、ミナが言う話を聞いてアリシアの自慢話になりそうだと思ったのだった。

 2 人は戦場から帰還したのだった。

戦闘シーンです、戦闘シーン書きたくて書いてます。

見てくれてありがとう。

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