桜、学校生活開始!(編集中)
桜の学校生活が始まってから数週間がたったが、桜は学校中の男子女子から
話しかけられ続けたのと、現代日本の学問に苦戦しかなり疲れていた。
桜「はぁ~・・・。」
茜「だ、大丈夫?桜さん・・・。」
桜「あ、茜さん・・・。大丈夫です。鍛えているのでこれぐらい・・・。」
茜「いや・・・顔がだいぶげっそりしているんだけど・・・。」
桜「うぅ、まさかこの世界の学問がこんなにも難しいとは思わなかった・・・。」
桜「それに・・・ここまで話しかけられるのも・・・。」
茜「ま、まぁ、桜さんかわいいからみんな話しかけたいのかもね。」
茜「特に男子はそういうのに目がないから・・・。しかもリアルくノ一なんてね。」
照「あかねっちー・・・。」
照が茜に飛びつく。
茜「わっ!ちょっと照!またそうやって飛びついて・・・。」
照「お、桜っちもちーす・・・。」
桜「さ、桜っち?」
茜「あぁ、そこは突っ込まなくていいよ。ってかまた髪の毛ボサボサじゃん。」
照「いやぁ、昨日の夜どうしても見逃せない配信があってさ、それで夜ふかしして
寝坊してこんなふうに・・・。」
茜「全く・・・あんたもちゃんと整えれば可愛いんだから
もうちょっと身だしなみちゃんとしたら?」
茜が照の髪の毛を溶かし始める。
照「えぇ、そうかなー?」
桜「えっと、加藤照さん。でしたね。」
照「そうだよー、名前覚えててくれたんだー。」
桜「ま、まぁ色んな意味で印象に残りやすかったし・・・。」
照「あ、そうだ。今日はこの後能力テストがあるんだよねー。」
桜「能力テスト?」
茜「あぁ、そうか。桜さんは初めてだったよね。この学校にいる人達がみんな
いろんな特殊能力を持っているのは知ってるよね。」
茜「この学校はその育成学校で、定期的に一人一人の能力を確認するテストが
行われるんだよ。」
茜「能力の発動時間、反射神経、運動能力、そして能力をちゃんと扱えているか
という総合的な評価をあわせて結果が発表されるんだ。」
照「まぁ、ランク付けはされるけど、日にちが変わればランクが上がる事も
あるし、そんなに緊張しないでもいいよー。」
桜「そ、そうなんですか・・・。」
茜「さて、そろそろ会場に向かおう。」
3人は能力テスト会場へと向かった。
~能力テスト会場~
桜「ここが試験会場・・・。」
会場では生徒達が能力を使い、テストを行っている。
茜「テストには怪異を用いたカカシを相手にするんだよ。」
照「カカシからの攻撃はそんなに痛くないけど、結構予測不能な動きする
からねぇ。だから手を抜いていると・・・。」
目線を向けると男子生徒がカカシに返り討ちにあっているのを目撃する。
照「あんなふうになるから気をつけてねー。」
桜「うわぁ・・・。」
先生「次、茜と照。2、3番へ。」
照「あ、呼ばれちゃった。じゃあ、先に行ってくるね。」
照「また試験が終わったらねー。」
そういうと二人はテスト会場へと向かっていった。
桜「そういえば、渡された紙に試験のランクが乗ってたっけ・・・。」
桜「ランクは星0~星5の段階で分けられるけど、二人はどれくらいの
実力なんだろう・・・。」
そして茜と照二人のテストが始まった。
先生「では、はじめ!」
茜は光のムチを2本生み出し、自在に操り始める。
照「さぁーてと、さっさと終わらせよーっと。」
照は自分自身に赤いオーラを纏わせて、カカシに攻撃を仕掛け始める。
その二人のあまりの実力に桜は驚きを隠せないでいた。
桜「す、すごい・・・。照も茜も、一手一手の攻撃がすごい的確・・・。」
桜「それに無駄な動きが全く無い・・・。」
すると周りからも二人のテストに対して話し声が聞こえてくる。
男子生徒A「やっぱりあの二人すごいなー。」
男子生徒B「な!入学からずっとランク星5。しかもトップランカーだしね。」
その話を聞いた桜が男子生徒に話を聞く。
桜「あのっ、その話って本当?」
男子生徒A「えっ!?さ、桜さんっ!?」
男子生徒B「本当だよ。あの二人は今この学園内で最強の二人って呼ばれてる
ぐらいの実力者なんだよ。」
桜「そ、そんなに・・・すごかったんだ・・・。」
男子生徒B「でも、本当にすごいよあの二人は・・・。」
男子生徒A「確かに、生きてる次元が違うって気がする・・・。」
そして茜と照のテストが終わり、桜の所へとやってくる。
桜「二人共、すごかった・・・。動きに一切の無駄がなかった!
攻撃も的確だし、最大限発揮できてたよ!」
照「おぉ、べた褒めじゃーん。」
茜「ありがと。次桜さんの出番でしょ。」
桜「あ、そ、そうだった・・・。行ってきます!」
桜はテストを行うために移動した。
先生「日ノ山桜さんだね。」
桜「あ、はい。」
先生「テストは今回が初めてということだからざっくりと説明させてもらうよ。」
先生「簡単に言えば、制限時間以内にできる限りの得点を稼ぐことだ。」
先生「30分の制限時間以内に無数のカカシが出てきたり引っ込んだりする。
自分の能力、武器を使ってより多くの得点を稼ぐんだ。」
先生「もちろん、それだけが評価の対象になるわけではなく、
戦い方、動き、能力の使い方、武器の使い方等は別途で採点させてもらう。」
先生「プロフィールによると・・・くノ一、忍者ということらしいが、
武器はどんなものを?」
桜「普段はこの月神刀と、クナイ、手裏剣が武器になります。」
桜「あとは、忍術を少し。」
先生「よし、わかった。ではそこのスタート地点に立ってくれ。」
そう言われると、桜は目印のスタート地点に移動する。