表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Light×World ー少年達の世界を巡る冒険譚ー  作者: もっくー
Season1:ADVENTURE
7/13

Episode3 Mission and Task

「ふぁーあ。」

久しぶりに夢を見た。夢を見るというのは眠りが浅いということらしいが……まぁ良いだろう。

と思った時、俺は自分の寝ているところが見慣れたベットではなく布団であることに気がついた。えーっと。なんで俺の家で床で寝てるんだっけ。とりあえず昨日のことを思い出そう。


えーっと。昨日蓮が急に眠りこけたから、お母さんに「1人連れて一旦帰る」って連絡したんだよな。そんで、ゆっくりと家に歩いて帰ったわけだ。よく考えれば転移魔法を使えばよかったな。まぁ、ともかく家に帰ったわけだけど、お母さんが色々質問攻めしてきたけど「疲れたから寝たい」って言ったらお母さんが僕の部屋にふかふかの布団を敷いてくれたんだよな。

「お友達と一緒に寝なさい」

だってよ。


『友達』かぁ……


そういえば、あいつは俺のことをどう思っているんだろうな。一体どんな気持ちで俺に助けを求めたのか?一体どんな気持ちなのか?あいつは。


「なぁ。お前は俺の『友達』か?」


返事は無かった。


まだまだ起きなさそうだ。今のうちに荷物をまとめておこう。


お母さんに、悪魔を生み出す『魔王』がいることと、俺たちはそいつを倒しに行くことを言った。さすがにあいつが悪魔と同じような存在ということは言えないな。そう伝えると、お母さんは少し多めにお金をくれた。この街を出る前に日雇いのアルバイトでもやっておこうかと思ったが、予想外の収入でそれをする必要がなさそうだ。


階段を降りる音がした。おっと。蓮が起きたようだ。それでは出発するとするか。


ーーー


「魔王城」は離れたところにある。蓮によると、悪魔が暴れ出すちょっと前に離れたところに移転したようなのだ。元々魔王が住んでいたところは元々人の寄り付かない山だったらしいが、更に人が寄り付かなくなったとか。


「んで、どこにあるの?その『魔王』がいるところは。」

「えーっとですねぇ。」


そう言って蓮は地図を取り出した。この国とその周辺の国の地図だ。


「この国は海に囲まれてますが、『魔王城』があるのはその先の……」


と言って、海を渡った小さな小島を指差した。


「ここです!」


こんな地図に載っている場所に魔王城があるなんて。でも、確かここは飛行機でしかアクセス困難な上、一般人の立ち入りは禁止されてるはずだ。


「でも、通常ルートじゃぁ行けないので、私の魔王との『繋がり』を利用します。」


「『繋がり』?」


「はい。悪魔は自由にこの『魔王城』と行き来することができるんです。私はちょっと違うので移動はできないんですけど、船で『魔王』の魔力の漂う海域に行ければ、陸に上がるくらいのことはできます。」


「じゃあ、僕たちのやるべき事は、『国の端へ行き、船で魔王城の海域まで行く』ってことだね。」


「そうです!」


「うーん。国の端っこかぁ。」


「どうかしたんですか?」


「僕たち一般人が『転移』できるところには制限があって、自分の 『ポータル』が登録されてる場所か、半径1km以内。しかも、MPを消費する」


「『悪魔』との戦闘では膨大なMPを消費しますからね。出来るだけ消費したくないので、徒歩や車での移動を主にしましょう。」


「え?悪魔の戦闘ってMP消費激しいの?」


「え?蒼さん達はどうやって倒してたんですか?」


「普通に殴ってたけど……」


「それじゃ駄目ですよ!悪魔はいわば『概念』の存在。物理攻撃で死ぬなんてあり得ません。」


「え?じゃあどうしたら良いの?」


「丁度そこに『悪魔』がいるのでやってみましょうか。」


「ゑ?」


そこには、一体のロボットがいた。『魔力』で動くロボットかと思ったが、よく見たら違う。よく見たら目が赤いし、動きもまるで生きてるかのように複雑だ。そして、次の瞬間そのロボットは━━


僕たちに襲いかかってきた。

いよいよ二人の冒険が本格的に開始します。ちなみに、2人はあまり人がいない林の中を歩いていたため、悪魔を誰かが目撃することはなかったらしいです。でも、本気で戦えるから不幸中の幸い?


次回はいよいよ悪魔との戦い……!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ