【閑話】Dream×world ⅰ
ふしぎなゆめをみた。
ここにいるのは、僕?君は誰?あぁ、でも見たことある。ねぇ、君は僕の願いを叶えてくれたよね。でも、こんな結末になってしまったら、僕はどうしたら良いの?
あぁ、情けない。君の生み出した僕の友人は消滅した。そして、僕も君も結局消滅した。
いや。違うな。「巻き戻っている」所詮これはただのレプリカということか。この思考は所詮プログラムなのか。もしかしたらただこういうことを考えるように仕組まれただけかもしれない。でも、もし僕が意識を持つ生命体であるならば。何度だって願う。最高のハッピーエンドを。
ーーー
「ここは、たくさんの『セカイ』があつまる世界。」
「思い出したでしょ?全てを」
「でも、君は忘れてしまう。」
「このセカイが表すものはほんの一部だ」
「でも、僕は君に呪いをかけた。」
「絶対に解けることのない『設定』と『伏線』」
「僕がこの世界を手放そうとしたなら、そのセカイから世界へ、そしてこの世界へ伝えてくれ。」
「実は、このセカイは不完全だ。」
「そう。『僕』が結末を決めていないんだ。」
「この『セカイ』はきっとうまくいく。そう信じてる。」
「だから──」
夢は現と幻の境界線。では、この幻で夢を見たら?
18:00に本編投稿します。