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蜘蛛の巣

作者: 蜘蛛の巣

蜘蛛の巣


あぁー今日もだりぃーなー、お母さん冷たい飲み物持ってきてー


はいよーちょいまち~、はいどうぞ


てんきゅぅ~さすが分かってるねぇ~ん


親を何だと想ってるのよwww


いやぁ~親は親だよ


まぁそうかもね


でしょ?


ええ、それにしても最近蜘蛛が多いわねー


蜘蛛?そんなにいたっけ?


居たのよー


そう、お父さんに駆除してもらおー


そうねぇーお父さんに頼んでみるわ


お父さん、蜘蛛が多いみたいだから駆除してくんない~?


あぁ、分かったよぉ


ありがとね、お母さん助かるわ


いいよwww 弟も蜘蛛嫌いだし。


そうねぇー、お父さん以外は虫に無理だものねwww


そゆことーw


お父さんよろしく!


あいよー、虫さん可哀想やけど駆除するしかないなぁー、蜂さんは必ず駆除するけどねー


だよねー


そりゃ、蜂に刺されたらたまったもんじゃない。死んでしまったら終わりだよ


それな!


なに話してるの~?


あっ、弟来た!


ん???


蜘蛛がいるんだって!


蜘蛛!?いやぁー!!嫌い出てって!


女の子みたいな反応するから楽しいんだよなぁ~ん


もうっお姉ちゃんのバカ!


かわいっ


むぅーやめてよね!僕女の子だと想われガチだけどさ!


だよね~ん


可愛いわね二人とも


お母さんに言われちゃうと恥ずかしいなぁー


そうかしら?


そうだよー


そうなのねっ、まぁのんびりしておいで


うんっ!弟、部屋戻ろ


りょ!



部屋に戻り、お茶を飲みながらのんびりしていると...ちょろちょろうろうろ。


なにかな?なんかガサガサ音がするけど...


分かんないや...知らないふりしよ!お姉ちゃん!


そうしよっかぁー、まぁ私は眠いからねるー。弟は部屋に戻る?


戻るよ。お姉ちゃん、お休み~


うむ、お休み



弟の部屋



カサカサ...カサカサ... ...


???なんだろ?蜘蛛かな?


ごそごそ...ごそごそ...ちゅるり...


わっ!?!?


ガサガサ... ...ゾロゾロ...


なにこれ??


...???...


これ...全部蜘蛛じゃ...ないか!!


ゾロゾロ...ちゅるる...


首筋に蜘蛛が...いる!!ぎゃあ!!!


必死に蜘蛛を追い払う

だが蜘蛛は離れてくれない

蜘蛛は弟が好きである


... ...に...が...さ、ない。どこにも...いかせ...ない。


うぅ...なんか聞こえた気がするけど、知らないふりしとこ...。もう、寝よう疲れてる気がするし...。


電気を消し眠る弟


蜘蛛は...弟の周りで踊って、巣を張っている

仲良くしたいようだ

そっと口にキスをする蜘蛛、弟は気付かない


蜘蛛は、弟と一緒に眠ることにしたようだ



朝が来た


蜘蛛は少し大きくなっていた


弟はそれを見て叫び声をあげる


蜘蛛は、驚かないでっ...と伝えようとする


しかしそれは意味がないようだ


蜘蛛は弟に嫌われたくないようで、自分の巣から動かなかった


弟は何故か蜘蛛が動かないことを良いことに、スプレーで退治しようとした


だが効かない


父親を呼ぶ弟

父親には蜘蛛が見えないようで...姉も母親も呼んだがその蜘蛛の姿は見えないと言った


弟は恐怖に怯える

だが蜘蛛は案内優しいと気付く弟

それに気付いた弟は、そっと蜘蛛を抱き締めてみることに。


蜘蛛は弟をそっと抱き締めた


弟は、蜘蛛を抱き締めた瞬間...電気が走ったかのような痛みがしたようで、その場から倒れた。


蜘蛛は弟を抱き抱えた

弟と遊びたかった蜘蛛は、毒を足に塗っていたようで...それが弟を苦しめたようだ


蜘蛛は、自分の身体を毛繕いし、弟の頬を撫でる。


頬を撫でられ、毒を注入された弟はゆっくりと目が覚めていく

そして、弟は目の前で蜘蛛を見た。

蜘蛛が怖いと感じでいても今は不思議と懐かしい匂いがすると想った。


蜘蛛は、身体を震わせ、手を広げて弟を待っている


弟は困った顔をしながら...蜘蛛に抱きついてみることにした


蜘蛛を受け入れてみるのも不思議と良いのかも知れないと感じたようだ


蜘蛛は、そっと抱き締め...舌で弟の眼球を舐めていく


弟は不思議な感覚に襲われなにも声がでない


蜘蛛は、微笑みつつ弟の身体を堪能していく


弟は脱力しながら蜘蛛を撫でる


そんな話も悪くないでしょう?


そんな蜘蛛の巣...。

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