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四年後の陰陽師

精神年齢一桁くらいの紫耀くん


紫耀が魔王に拾われて四年の月日が流れた。

この四年の間に色々あったが、今は割愛しよう。


紫耀はベッドから起きようと奮闘していた。

しかし体がベッドから出る事を拒絶するかの様に、抱き枕にしがみついて動かない。


『(起きれない……)』


頭では分かっている。もう朝なのだから起きなければならない。しかしふかふかのベッドから離れたくない。

きっと全人類が「わかる」と頷くであろう現象が起こっていた。


ベッドの魅了に〝今日も〝完敗した紫耀の耳に扉をノックする音が聞こえた。

しかし紫耀はギュッと抱き枕に顔を埋めて動かない。

ノックした人物も慣れたもので、「失礼いたします」と扉を開けた。

入室したのは紫耀の執事となった金髪赤目の吸血鬼系魔族、クローシス・ラベルミ。


クローシスはいつもの如くベッドに敗北している紫耀を見て「あ~~~今日も負けてる可愛い~~~~寿命が伸びる~」と内心で騒ぎながらニッコリと笑顔を浮かべてベッドに歩み寄る。


「紫耀様…朝でございます。頑張って起きましょう。」

『……ん……ん~』


ベッドの虜となっている紫耀はどうにか左手を抱き枕から引き離し、脱力した。第二ラウンドも敗北だった。


クローシスの手を借りてベッドから起き上がり、クローシスの趣味が全面に出た服に着替える。

紫耀は寝起きで意識がぽやぽやしているので、着替えるのもほぼクローシス頼り。

本日の服は、白いフリルシャツ、紫のパンツ、黒のブーツ。

最後に髪を紫のレースが付いた真紅のリボンで結び終了。


眠気がすっきりするハーブティを飲んで、紫耀はやっと目が覚めた。


『ふぁ………おはよう。』

「おはようございます。」


『クローシスのお茶美味しいなぁ』とのんびりティーカップを傾ける紫耀。

ちなみに朝はほとんど食欲がわかないため、いつもフルーツを少し食べて終了。

今日の朝食はリンゴとマスカットだ。


紫耀は朝食を食べ終えると、キッチリ起きて待機しているペットの三匹にご飯を用意する。

用意と言っても、ペットの飲む水に自分の魔力を溶かすだけだ。主食の用意は厨房の皆さんがしてくれている。


『マシロ、ポチ、ミケ、ご飯だよ』


そう言うと、三匹の前にご飯と水が入った皿を置いていく。

目が宝石の白蛇、マシロ。

ケルベロスの子供、ポチ。

最年長の三毛猫、ミケ。


この三匹が室内で飼っている紫耀のペットだ。

外で飼っているペットが一匹いるが、その子への朝ご飯は世話係の使用人が済ませている。


朝食が終わると、紫耀は机について勉強を始める。

今は一通りの常識についての勉強が終わったので、歴史の勉強をしている。

まぁ勉強と言っても、子供向けの簡単な歴史勉強本を読んでいるだけなのだが。


紫耀は魔王やクローシスから見ればまだ子供。故に勉強も子供向けの物だ。

本当は紫耀は大人なのだが、記憶喪失により知識がほとんどなく、さらに日本人顔なので実年齢より幼く見られている。


なので子供扱いされているが、多分この扱いは正解だ。

記憶喪失になる前も成人男性ショタだったから。


とにもかくにも、紫耀の1日はこうして始まるのだった。


パパ(魔王)は仕事が忙しくて出てこれませんでした

ドンマイ

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