表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/18

箱庭ダンジョンと陰陽師


鬼童丸と一反木綿を交えて軽い朝食を終えると、クローシスがテーブルの上にタブレットの様な黒い水晶板を置いた。


『なに?』

「陛下からの贈り物です。〝箱庭ダンジョン〝というものですよ。」

『箱庭ダンジョン…』

「秘密基地の様なものです。この〝箱庭タブレット〝を使って遊べます。」


箱庭ダンジョンは一言で言うなら、「ダンジョン運営ゲーム」という感じ。

しかし、秘密基地なんて可愛いものじゃない。

画面上の〝開放ボタン〝のタップ一つでこの世界の何処かに出現してしまうやべぇ代物だ。

出現の際に人や建物を巻き込まないのは幸いだが。



人間側の見識として、ダンジョンの出現は以下の通り。


無害か難易度が低い、そして地上のスペースをあまりとらないようなダンジョンだったら、街中に出現してもセーフ。


だが難易度が高い、危険、地上のスペースを大分とるようなダンジョンが街中に出現すると大騒ぎになる。


スペースをとるが、難易度が低かったり、無害ならば街の運営に支障が出る事は少ない。魔物がいなければ子供の遊び場になる事もある。


難易度が高かったり、出てくる魔物が強い等の危険があると、街を捨てなければならなくなる。

この場合、魔物がダンジョンの外に〝絶対〝出ないと分かれば、ダンジョンで稼ぐ者向けの施設運営のために人が来て、少しずつ元の街に回復する事もあるが、街の回復には時間がかかる。

よほど大きな街でなければ基本的に捨てる。



魔族側の見識は大分違う。


街中にダンジョンが出現しても、「あ~箱庭ダンジョンか~」とあまり気にしない。というか、箱庭ダンジョンを出現させるのに魔王の許可が必要なので、許可が出た者とダンジョンの事が新聞や掲示板、回覧板等で事前に知らされる。


ダンジョンから魔物が出てきても、ダンジョン付近に戦える者が引っ越して、ローテーションを組み対処する。



人間側と魔族側の違いは戦える者の強さと数。

人間側は数もレベルもそう高くない。

魔族側は戦えるタイプが多いし、レベルやスキルも強い者が多い。


だいたい寿命の問題。

人間側は亜人のエルフしか長寿な種族がいない。

魔族側は獣人以外は多少差はあるが皆長寿。


人間側が獣人を差別したり虐げたりせず、人間側に獣人が付いていればもう少し戦力差は小さかった。

今となってはたらればの話である。


閑話休題


クローシスから箱庭タブレットの操作方法を教わった紫耀は『どんなダンジョンを創ろうかな♪』とワクワクしていた。


クローシス達は微笑ましげに紫耀を眺めていた。


長々と説明しましたが


箱庭タブレット=ゲーム機

箱庭ダンジョン=ゲームアプリ(現実に反映出来る)


人間側「ダンジョンやべぇ!逃げろ!」

魔族側「なんだ、ただのダンジョンか」


↑こんな感じです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ