夢と陰陽師
どうにも最初のうちは説明文が多くなっちゃうんだよなぁ…
自分で書いててなんですけど違和感が拭えない…何故だ…
【紫耀視点】
気がつくと誰かと背中合わせで座っていた。
ちょっと久しぶりだけど、よく見る夢。
背中合わせのまま動けないから、後ろの人が誰なのか分からない。
相手の声もよく聞こえないし、ぼくの声が届いているかも分からない。
「ーー!ーーー?」
『…やっぱり今回もよく聞こえないや…でも』
ぼくに何かを聞いている…気がする。
でも何を聞いているのかまでは分からない。
最初は本当になんて言ってるのか分からなかったから、〝ぼくに何か聞いている〝事だけでも分かるようになったのは良い事…だよね?
?………あれ?
ぼく指輪なんてしてたっけ?
視線を限界まで左下に向けてよく見ると、ぼくの左手の薬指に指輪が嵌まってる。
ダイヤモンドがついた金色の指輪だ。
左手の薬指に嵌まってるって事は結婚指輪?
何でぼくがつけてるの?
「ーーーーーーーー?…………ーー」
もしかして記憶喪失になる前は誰かと結婚してたの?
でも父上も皆もぼくはまだ子供だって言ってた。
結婚は大人がするものでしょ?
ぐるぐるぐるぐるとあれこれ考えても答えは出ない、分からない。
そうしているとだんだん視界がぼやけてきた。
この夢から覚める合図だ。
「ーーー!ーー!」
ごめんね、後ろの人。
また今度……話せたらいいね。




