22話 まとまらない考え
レントはその場にへたりこんだままこの後の事を考えていた。
…選択枠は2つ、一つ目は、サーレイから渡された金を持って逃げ出す。二つ目はこのままサーレイ達について行く。
一つ目の方は上手くこの屋敷を向け出せたとしても、サーレイにすぐに見つかり殺されるだろう。何故かは分からないがそんな予感がある。
結果的に1番生き残れる可能性が高いのは二つ目の方だ。
二つ目を選ぶのだとしたら昼食後の決闘で自分が成長の見込みがあると思わせなければならない。
サーレイは何をもって見込みがあると判断するのだろうか。
圧倒的な差を見せる?いや、これは違うだろう。
そもそもこちらが圧倒できるだけの力は既にある。
それもサーレイは分かっているだろう。
他に戦いの中で見るところとなると技術的な面だろうか?
これも多分違うだろう。
力と技術が揃った時点でその者ののびしろはないだろう。
こうなると他にどこを見て判断するのか分からない。
こうなると逃げた方がいいかもしれない、と思ってしまう。
そんなこんなでレントが考え込んでいるとメイドさんが昼食の準備が出来たと呼びに来たので食堂に向かった。
食堂に誰とも会うことなくつくと、全員が既に席に着いていた。
「待たせてしまったかな?」
レントが聞くとダリオスが返事をした。
「いや、そんなことは無いよ。君も席につきたまえ」
それを聞きレントも席につく。
「皆が揃った様だな、それでは頂くとしよう」
ダリオスがそう言って食事を始めた。
大体食べ終わった頃だった。
「レント君と我が騎士団との手合わせの件だが、この一時間後でいいだろうか?」
ダリオスが聞いてきた。
レントがサーレイの方を見るとサーレもこっちをみていて、自分で決めろと言っているようだった。
「それで構わない」
レントは短く素っ気なく返事をした。
「それでは、1時間語に裏の修練場に来てくれ。騎士達にもそう伝えておく」
「分かった」
話している間に全員食事が終わっていた様なのでそこで解散になった。
お久しぶりです!
これから受信を再開しようと思います!
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