20話 購入
「取り敢えず買うのはファイヤとファイヤボール、ファイヤストームフレイム、フレイムボール、フレイムストームぐらいか…」
「ほかの属性は見られないのですか?聖属性の魔法とか見られないのですか?」
レントが買うものを決めると、エリスティアが不思議そうに聞いてきた。
「何故光属性なのだ?」
「それは、私達を助けて下さった時の魔法が聖属性の魔法でしたので覚えやすいのではと、思いまして… それに、聖属性の魔法は回復系の魔法が多いので、何かと便利何です」
「そいう事か。 確かに聖属性もいいかもしれんな。見ておこうか」
聖属性の魔法も見ることにきめ、受付の人を呼ぶためにカウンターの呼び鈴を鳴らした。
「お決まりになりましたでしょうか?」
レントが返事をしようとしたら先にエリスティアが返事をした。
「決まったのですが、ほかのカタログも見せてもらいませんか?」
「かしこまりました。先にお買い上げになる品をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「火の初級魔法のファイヤ、ファイヤボール、ファイヤストーム火の中級魔法フレイム、フレイムボール、フレイムストームです」
「3種類で1冊の物もありますがどちらになさいますか?」
「どうします?レントさん」
「1冊にまとめてある方でたのむ」
「かしこまりました。 後ほど商品をお持ちいたします。 追加でカタログをご覧になりたいとの事でしたが、どの属性ですか?」
「聖属性の魔導書のカタログを」
「かしこまりました。……」
そう言うとカウンターの下から火属性のカタログよりも厚めの冊子を取り出した。
「こちらが聖属性のカタログです。 これ1冊に初級から上級までの魔法が載っております。 それと、聖属性の魔導書需要が少なく生産も少ないため、他の魔導書よりもお値段の方が高くなっておりますのでお気を付けください。それでは…」
そう言うと受付の人は奥に去っていった。
レントは置いてあるカタログにざっと目を通した。
「エリスティアは、このカタログを見たことはあるのか?」
「ありますよ」
「そうか。オススメの魔法とかはあるのか?」
「そうですねぇ、やはり”回復” と”毒消し(ピュアポイズン)がいいかと思います」
「やはりそこら辺か…」
「他に何か気になるのがおありですか?」
「いや、特に何ない」
「そうですか、それじゃあ魔導書を買って屋敷に帰りましょうか」
「そうだな」
そういうことで呼び鈴を鳴らし、受付の人を呼んだ。
「何でございましょうか」
「追加での購入いいですか?」
また返事はエリスティアが先にしてしまった。
レントも、任せたぞ!という感じである。
「無論承らせていただきます」
「では追加で、光属性のヒールとピュアポイズンをお願いします」
「分かりました。少々お待ちください」
また受付の人は奥に去っていってしまった。
暫くすると2冊の厚めの本に、先の2冊の3分の2程の厚さの本が2冊を持ってきた。
「お待たせいたしました。こちらの分厚い方が火魔法の魔導書で色が濃い方が中級の魔導書です。そして、こちらの少し薄めの本が聖属性の魔導書です。ヒールが黄緑色の本で、ピュアポイズンが薄紫色の本です」
そこには、薄ピンクの本と、赤の本、黄緑の本、薄紫の本が4冊並んでいた。
「火魔法の初級の魔導書が銀貨5枚、中級の方が金貨1枚、ヒールが金貨5枚、ピュアポイズンが金貨5枚、合計金貨11枚と銀貨5枚になります」
「これでいいか?」
レントは懐から大金貨を2枚取り出して受付の人に渡した。
「お預かりします。 …… お釣りの金貨8枚と銀貨5枚です。魔導書はこのままお持ち帰りになられますか?この量でしたら宅配が無料で出来ますが…」
「じゃあ、お願いします。」
「かしこまりました。領主様のお屋敷で宜しいですか?」
「はい」
「それでしたら夕暮れまでにはお届けいたします。 本日はお買い上げありがとうございました」
レントは無事魔導書を買うことが出来た。
「それではそろそろ帰りますか?」
「そうするか…」
そうして、2人は屋敷に帰っていった。
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