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本なら売るほど
『本なら売るほど』
作:児島青
脱サラして、古本屋を始めた主人公を中心に巡る本の物語。
第一話から惹きこまれる。
第二話では、筆者も好きな寺田寅彦のエピソード。
第六話は、胸が切り刻まれる。
そして、意志は引き継がれる。
第一巻オマケは、魔女の一撃。
第二巻では『ガダラの豚』が登場する。
バイオレット淳一は、タブレット純のパロディか?
主人公はフンを転がせなくなったフンコロガシの若者で?
全二巻。
第一話は「ハルタ」の公式サイトにて読むことが出来ます。
アマゾンレビューも1200件超で平均4.8(第二巻は、なんと平均4.9!)なので、知る人ぞ、知る佳作か。
寺田寅彦は、夏目漱石の門下で随筆、今でいうエッセイを得意とした文筆家・俳人。物理学者でもある。『柿の種』などは、寝る前にちょい読みするのに最適。




