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140文字小さな物語  作者: 餅月 響子


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23/102

第23話 看護師の祖母から続く虐待連鎖

「ゴホッ」


小学生の頃、家でひとつ咳をした。


その時は物凄く苦しかった。


「何、その咳、大げさだなぁ。

 あんたはそうやって具合悪いのを

 アピールするね」


 母は言った。


 なんで具合悪いって言っちゃダメなのか。

 

 姉に小声でかなりヤバイと訴えた。


 すると病院の診断では肺炎になりかけた。


 私って大げさなのか。



当時小学生の私は

具合悪い時、具合悪いと訴えることができなかった

人間、具合悪い時だってあるわ

なんて酷い境遇

仕事休みたくない母の焦る気持ちもわかるか

人間として間違ってるよ

よく考えて欲しかった

具合悪いと言って休ませてくれない職場は

今あまり無いと思うが

当時は子供が具合悪いさえも言えないだろうなって

思った。

いやいや、そんなことはない。

預け先がない人は普通に休暇とってたはず。

責任のある仕事って子育ても同じだと今では思う。

外に働くことが立派ではない

子供と向き合うことはれっきとした仕事だ。

疎かにすると周りに迷惑かかる。

反面教師で今を生きている。

大丈夫?って言える母でありたい。

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