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3/6

お嬢様失敗。

デスゲーム好きなお嬢様!

根性叩き直す為にお祖母様から刺客(教育係)が襲来。

前回は一般市民を拉致監禁してデスゲームごっこしようとして怒られました。

名簿の名前がバツマークがつけられた。また1人命が消える。

「いゃ、いやだあぁ!待って!待ってくれ!」

叫び声は虚しく目の前の扉が閉まる。密閉された部屋にどこからかガス注入される。

スピーカーの様な所から聞こえてくる謎の声

「ぶぶ〜時間切れ!あなたは失格です。」

「俺は!俺は…まだ…死にたくはない…俺は俺は俺は…まだだ!まだ!まだやれる!」

「ルールはルールですから」

ガスで部屋の視界が白くなる。

閉じ込められ男は身体がガクガクと震えはじめる。

「し、死にたくない死にたくない死にたくないしにたくないしにたくない…」

口の奥から押し寄せる言葉が赤い涙が流れて絶望の顔に染まる。そして、悶えて苦しみ…静かに動かなくなった。

〜〜〜

「ぅぬふふ…」

小さく狭い個室で、お嬢様は声を押さえいるが気持ち悪い笑みが溢れる。

最近来た教育係にデスゲームコレクションを一掃されてしまったが、この隠し個室は見つかっては無く残った。コレクションのデスゲームを視聴し出てくるギミックやタイミング、そしてバランスにお嬢様は感銘を受けていた。

「はぁ…やはり素晴らしいよね。なんでみんな分からないのかなぁ?」

ぴきーん!お嬢様の脳裏に電気が走る!

「…そうよ!」

怪しく光る目と口元が吊り上がり軽やかに部屋から出ていった。

〜〜〜

「あら、河野様おはようございます。お早いですね。」

玄関先の掃除をする使用人に声をかけられたのは高身長の短髪、お嬢様の教育係だ。

「おはようございます。監視を強める様に依頼主様から言われたので。」

「ふふっ、それは大変ですね。」

使用人は優しく微笑みながら教育係が扉にはいるのを見送った。


教育係の河野は玄関から西洋の城の様な広く豪華な内装を一歩一歩とお嬢様の部屋まで進む。お嬢様が1人で住んでいるが使用人も多く賑やかで華やかだ、通る使用人に挨拶を軽くかわして進みお嬢様の勉強部屋に到着する。ドアに手をかけた瞬間に背中から寒気が通り後ろに振り向く。


誰も何もない。


再び手を差し出してドアを開けると部屋には深く広い穴が目の前に有る。

そして背後から押される!気がした為、脇に避けバランスを取る。

「え!きゃあぁぁ!なんでぇぇぇーー…」

誰か落ちた気がする。聞き覚えある声だ。叫び声が小さく薄れていく。

「どんだけ深いんだ…バカなのか?」

数秒間、静寂した後に下から怒りの声がこだまする。

「お、覚えていなさいよ!!後悔させてやる!」

河野はしゃがみ偶然近くに置いてあったメガホンを口元に持って淡々と話し出す。

「授業するんでさっさと登ってきなさい。もしくはテキスト開いて57pから…」

(・ω・)だぶんまだつづく。

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