お嬢様挨拶。
思いつきのお嬢様です。いつまで続くかはわからないです。
お嬢様の日課はデスゲームの映画の視聴から朝がはじまる。そして一言もらす。
「ふぅ、今日の朝も素敵な悲鳴が聞こえる」
そして、お嬢様は勉学に励んだ後にデスゲームの小説を堪能する。そして微笑み語る。
「これよ、これが素晴らしい表現ね!」
一通りのスケジュールをこなしたお嬢様は、ディナーを済ました後には漫画を愛読する。そして述べる。
「とても落ち着くわ。なんと言うのかしら癒しよね」
今宵14歳になる女子にしては趣味がおかしい。
どんなに倫理学や人の道を授業にいれたとしても、このお嬢様はデスゲームを好み趣味にしていた。お嬢様の両親は普通の嗜好で似ても似つかない、ただお嬢様が小さい頃から多忙で近くには居ない。このお嬢様の趣味を知っているのはお屋敷の者は大体しっている…被害者。デスゲームゴッコを強要される。最初はかわいいものだったと錯覚していた。お嬢様様は最初からアクセル全開だった…ブレーキはこわれている。
ここまでが屋敷に使える者に聞いた話だが
広く豪華な客室の片隅で小さく正座をするお嬢様、目の前には背の高い短髪が仁王立ちをしている。
「間違えはないか?」
少し肌寒い低い声が静かに響く。
「な、んの…ことやらぁ?」
お嬢様は目線が宙を描く。
「私は「そんな姿の孫ヤベェ!」と言われ派遣された教育係。明日から勤務する予定だ。」
「え、今までの先生はぁ?」
「今日で辞めるらしい。やってられねぇよ!ってさけんでたぞ?」
「で…おばあさま…は…なにか?」
明日からの教育係は満面笑みで伝言をことづける。とても早口に
「「あんたいつまでそんな趣味してんだい?人様に迷惑かけて!アタシが近くにいないからって遊び惚けてるんざやないよ!だからお屋敷にアンタだけ残すのはいやだったんだよ!拉致してでもアンタを連れて行けば良かったと今でも思ってるよ!新しい先生つれてきたから骨の髄までただしてやるわ!まったくアタシが若かったら……」」
「ま、まった!まった!」
お嬢様は話を遮る。
「なんですか?」
「…もしかして;長い?」
「早口で20…」
「20分!!長いよ!」
教育係は首を横に振る。
「たったの20タイトル分です。」
「タイトル?」
「映画の。」
お嬢様はこの後ましっ白になった。頭から爪先まで200種類もある白色が全てつかわれた。
時代背景は近代。たぶん。