あるパーティーの物語〜幼馴染4人で組んだパーティーしかしギルド内の噂で瓦解寸前
幼馴染4人で山を駆け回る。その中の1人が急に立ち止まり振り返る。
『なぁ!、いつか俺たち4人で、もっと広い世界を見てみたい、楽しそうだと思わないか』なんて無邪気な事を野原を駆け回りながら言っていた。
そして8年後その幼馴染達の夢は叶った。
成人し、大人として認められた。そして村の歓迎会などすっぽかして、まず最初に4人で向かったのはギルドだった。
そこで初めて冒険者になり4人でパーティを組んだ『四星』として。初めは雑用ばっかだった、薬草採取、農園の手伝い、街の掃除など、そんな雑用でもでも楽しかった、みんなが居るし、俺たちが仕事をすれば喜んでくれる。
薬草のばぁちゃんのところに行けば毎回お菓子が食べれた。
農園に行けば採れたての野菜をくれた。
街の掃除をしていればみんなから声をかけられて嬉しかった、誇らしかった。
俺たちでも誰かの役に立っているって証明できた。村のみんなからは怒られたけど『なにすっぽかしてるんだ!馬鹿者!』とゲンコツを喰らったけど、その顔は嬉しそうだった。
だがいつからかそんな俺たち幼馴染4人の絆に傷が入り始めた。
それは俺たちがBランクに上がり。雑用をする機会が少なくなり。今1番勢いに乗っているパーティとしてギルド内で認知され始めて来た頃、ある噂が立つようになった。
『なぁ、聞いたか?』
『ん?何をだ』
『四星の1番若いやつ、クエストでかなり足引っ張ってみたいだぞ』
『ふーん、お荷物ってわけか』
最初はみんなそんな噂、気にせず俺たちは俺たちのやる事をやっていたが次第にどうしても耳に入るようになっていた。酷い時では、ギルドで休んでいると実際に俺たちのテーブル『なぁ!こんな弱っちぃの追放してこっちこねぇか、そうすればもっと金が貰えるぞ』と迫ってくるアホもした。
俺は無視した。だが全てを無視できたわけじゃない。クエスト中にもそれは頭の中を過る。そのせいでクエスト失敗が続いた。
『あの噂。頭に残ってるのか』
『そんなん嘘じゃん!、ゼノは強い。私たちのエースがそんなクヨクヨしてどうするの!』
『俺たちは4人居てこその四星じゃないのか?』
『アレク、サラ、マキリ、ありがとう。でも良いや、俺・・・もうなんかよくなっちゃた、』
『ゼノ・・・』
『これ以上変な噂が立つのは耐えられない。だから俺はここを離れる。』
ゆっくりと立ち上がりギルドを後にする時も誰かの噂声が耳を突き刺さる。
『お荷物がとうとう辞めるのか』
『もっと早く辞めるべきだったろ』
『そうだな、邪魔そうにしてたもんな』
だがその噂声を掻っ切るようにアレクの声が心に突き刺さる。
『ゼノ!お前の席を開けて待ってる!
こんな噂!俺が全部消してやる!
だから!お前が帰って来たくなったら!いつで帰ってこい!その時まで俺達4人のパーティは四星だ!』
振り返れなかった、振り返ったらもう涙が止まらないと思った。
俺は恵まれていた。
だから俺は強くなる。
こいつらとまた横を歩けるようになる!
そして3年後、4人体制に戻った四星はギルドランク最高位にまで上り詰めたと童話の世界で語り継がれる。
『これがパパ達の話?』
『あぁ、そうだ、俺たち4人の物語だ』
完
ユーズ最新作 新規投稿
読んでくださりありがとうございます‼️
この場を借りて読んでくれた方へ宣伝です‼️
仲間を追放し弱体化した勇者パーティ新人を迎え入れ、全滅する
こちらも是非一回見てもらえるとありがたい。
ユーズ本人絶賛‼️ 最高傑作?かな
内容的にはざまぁ系の破滅バージョンかな?見て判断して。
見ないで判断しないで‼️騙されたと思って是非❗️




