表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子姉妹  作者: 碗古田わん
第四話『横浜買い出し紀行(中編)』
67/249

【母親似?】

「え~っ~!」

 呆れ顔で自分を見る羽音に、音羽はちょっと声のトーンをあげて抗議した。

「お母さんのお酌は~、結構、重労働だよ~」

「まぁ……、確かにそうだけど」

 濁った目で姉を見ながらも、羽音は同意した。

「?」

 と、今度は琴美が不思議そうに首を傾げる。

「お母さん、娘をはべらかすのが趣味なの」

 それに気付いた羽音は、溜息混じりで説明した。

「直ぐに、横に来いって言うよね~。それでいろんなところ、触ってくるの~」

 ほんわか笑顔を浮かべながら音羽が、補足を加える。

「わぁ~、なんか音羽ちゃんみたいだねっ!」

 それを聞いた琴美は、何故か喜びの笑顔ではしゃいだ。

「えへへ~、そんなに褒められると照れるよ~」

「いや……別に褒めてないから」

 嬉しそうに笑う音羽に目眩を覚えつつ、疲れたようにツッコミを入れる羽音だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ