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【幼女趣味《ペド》?】
「ばいばい~」
自分の周りから散っていく小さな女の子達に音羽はほんわか笑顔で手を振った。女の子達も嬉しそうに手を振り返す。
親が手を引いて連れて行くのを見送ってから、音羽と羽音は階段を昇り始めた。
「遅いから、心配したよ」
姉に変わってトレイを持った羽音は、唇を尖らせてあからさまに怒りを露わにした。
「ごめんね~」
それに対して音羽は、ほんわか笑顔を浮かべながらも申し訳なさそうな顔をする。
「適当にあしらって、逃げちゃえば良かったのに」
それでも羽音は不満そうで、投げるように言い放った。
「わたしもそうしようと思ったんだけど~……」
すると音羽は唇に人差し指を当てて、思案するような仕草をした。それから右頬に手を当てて首を傾けながら悦に浸る。
「みんな、可愛いかったから、つい~」
「……あたしは、身内から犯罪者が出るのは嫌だからね」
姉の守備範囲の広さに、要らぬ心配をしてしまう羽音だった。