表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子姉妹  作者: 碗古田わん
第一話『双子姉妹』
3/249

【級友な理由《わけ》】

 後輩女子が行くのを待ってから羽音は音羽に声を掛けた。

「今の誰?」

「委員会の娘だよ~。今日の集まりの件で、ちょっとね~」

 それに対して音羽は、いつものおっとり口調で答える。どちらかというとハキハキしゃべる羽音とは対照的だ。

「はのんちゃんに、ごめんなさいって謝ってたよ~」

「クラスの()達も時々、間違えてるよねぇ」

 一緒に音羽の所まで来た琴美も会話に加わる。今年、初めて双子と同じ学級になった琴美は、最初、羽音と仲良くなり、最近になって音羽とも喋るようになった。

「なんで、双子をわざわざ同じクラスにするんだろうねぇ?」

 その為、双子の事をよく知らず不思議そうな顔をする琴美に、音羽は静かな笑みを漏らした。

「うふふふふふ~……」

 それから芝居かかったような調子でおもむろに微笑む。

「知りたい~?」

「えっ? なんかあるのっ?」

 思いも寄らない言葉に驚いく琴美に、意味ありげな笑みを浮かべる音羽だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ