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双子姉妹  作者: 碗古田わん
第二話『役者達』
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【その夜】

 楠家の双子の部屋では、フリフリのネグリジェ姿の音羽が、机の前でノートパソコンと睨めっこしていた。

「う~ん~…………」

「どうしたの?」

 悩むように唸る姉に、シンプルなデザインのパジャマを着て、フローリングの床の上で柔軟体操(ストレッチ)をしていた羽音が首を傾げる。

脚本(ほん)、ちょっと直そうかな~」

 振り返った音羽の言葉に、羽音は体操を止めて起き上がった。

「今からぁ?」

 公演は今週末。この土壇場で脚本修正などほぼ不可能だ。それでも念の為、聞いてみた。

「どこ、直すの?」

「今日やったところ~」

 と、音羽は、いつものほんわか笑顔を浮かべて、思案するように言った。

「やっぱり~、ちゅう~、入れようかな~、って~」

「却下!」

 まだ懲りてない姉を全否定するように、速攻でツッコミをいれる羽音だった。

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