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双子姉妹  作者: 碗古田わん
第十一話『音羽の気持ち 羽音の気持ち』
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【考える羽音】

 食事を終えて、風呂の時間になった。

 また一悶着遭ったが、結局、今日も音羽は目隠しをされて風呂に入った。

 部屋に戻ってから、おしゃべりをしていると就寝の時間になった。

 部屋には布団がひかれ、昨日みたいな枕投げもなく、四人は布団に入った。

 疲れもあってか、音羽、琴美、薫は直ぐに安らかな寝息を立てた。

「・・・・・・」

 ただ一人、羽音だけは眠れず、ぼんやりと天井を眺めていた。

 いろいろな事があった一日だった。

 バス移動に失敗したことは今でも考えると胸が痛んだ。

 だが、今、羽音の頭の中を支配しているのは別の事だった。

”わたしは~、はのんちゃんとだったら~、キスしたいよ~”

 廊下での音羽の言葉が頭の中をぐるぐる廻る。

 あの時は怖くて考えるのをやめたが、こうして独り布団に入るとどうしても気になってしまう。

(もしかして、おとはも・・・・・・)

 そう思ってしまう羽音だった。

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