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【会心のボケ?】
それを見た音羽は、ポンと手を叩いた。
「話もまとまったところで~」
それから、ほんわか笑顔を浮かべる。
「お風呂行こう~」
「どうして、そうなるのよ!」
それを聞いた羽音が目を三角にして、すかさず突っ込む。
「えへへへ~」
音羽は舌を出して、てへっと笑った。
それは音羽にしては珍しく、計算してのボケだった。
「だから、食事が先って言ってるでしょう」
その事がわかっているから、羽音も真剣には怒らなかった。
笑いながら、突っ込み続ける。
「あははははぁ!」
琴美も同様に笑い転げた。
「ふふふふふ・・・・・・」
そして、同じく真顔を崩す薫だった。