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双子姉妹  作者: 碗古田わん
第十一話『音羽の気持ち 羽音の気持ち』
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【会心のボケ?】

 それを見た音羽は、ポンと手を叩いた。

「話もまとまったところで~」

 それから、ほんわか笑顔を浮かべる。

「お風呂行こう~」

「どうして、そうなるのよ!」

 それを聞いた羽音が目を三角にして、すかさず突っ込む。

「えへへへ~」

 音羽は舌を出して、てへっと笑った。

 それは音羽にしては珍しく、計算してのボケだった。

「だから、食事が先って言ってるでしょう」

 その事がわかっているから、羽音も真剣には怒らなかった。

 笑いながら、突っ込み続ける。

「あははははぁ!」

 琴美も同様に笑い転げた。

「ふふふふふ・・・・・・」

 そして、同じく真顔を崩す薫だった。

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