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双子姉妹  作者: 碗古田わん
第十一話『音羽の気持ち 羽音の気持ち』
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【頬だけど・・・・・・】

 羽音の唇がそっと音羽の頬に触れた。

「・・・・・・」

 まるで本当に口づけしているような感覚に、羽音は脳の奥がしびれるのを感じた。

(おとは・・・・・・)

 それは一瞬の出来事だったが、羽音には無限にも思えた。

(やっぱり、子供の頃とは違う・・・・・・)

 羽音にとって音羽は好きな女性(ひと)なのだ。

 例え頬だったとしても、意味が変わってくる。

(あたし・・・・・・やっぱり、おとはの事が好きだ・・・・・・)

 それを実感させるほど、頬にキス(この行為)は甘くて甘美なものだった。

「・・・・・・~」

 された側の音羽も、目を閉じて、幸せそうな笑みを浮かべていた。

 名残惜しいようにゆっくりと二人が離れる。

「えへへへ~・・・・・・」

 音羽は照れ笑いを浮かべた。

 同じく頬を紅く染める羽音だった。

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