表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子姉妹  作者: 碗古田わん
第十話『自由行動日』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

178/249

【買い物を終えて】

「えへへへへ」

 いつもなら値段で諦める服を買えて、琴美はホクホクだった。

「まさかこの限定グッズが買えるとは、思わぬ収穫だった」

 薫もまた欲しものが買えて、いつもの真顔を崩して薄らと笑みを浮かべていた。

「よかった」

 そんな二人を見て、羽音は胸を撫で下ろした。

 いろいろ間違っている気はしたが、琴美と薫が満足してるのなら、これはこれでよしとしようと思った。

「じゃあ、そろそろ帰ろうか」

 携帯電話の時計を見た羽音が言った。

 買い物にはかなり時間を取っていたが、そろそろ帰らないといけない時間になった。

 四人は、今来た道を引き返して商店街を出た。そして、河原三条バス停でバスを待つ。

 相変わらず時刻表通りには来ず、遅れて市営バス二〇五号(時計回り)がやって来た。

「時間大丈夫?」

「うん・・・・・・」

 心配そうな琴美には頷いたが、内心はバスの遅れを気にする羽音だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ