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双子姉妹  作者: 碗古田わん
第九話『修学旅行の夜』
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【消灯時間になって】

 結局、濡れた枕は回収して洗面所で絞ってから部屋に干すことになった。

 琴美はそれを気にした。

「ごめんね、あたしが窓開けようって言ったばかりに」

「気にしなくていいよ」

 それを羽音は首を振って否定した。

「元はと言えば、あたし達が枕投げ始めたのが悪いんでし」

 じゃあ、おあいこだね、と琴美はコロコロ笑った。

 だが、消灯時間になり、琴美は困った顔をした。

「枕、足りないけど、どうしよう?」

 部屋にいるのは四人。

 しかし、枕は一つ駄目にしたので、三つしかない。

「大丈夫~」

 すると音羽がほんわか笑顔で言った。

「わたしとはのんちゃんが一緒に寝るから~」

「えっ!?」

 意表を突く提案に思わず声を上げる羽音だった。

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