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双子姉妹  作者: 碗古田わん
第八話『双子、西へ』
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【追求】

「どうしたの~?」

 おぼつかない足取りで戻ってきた羽音を抱きかかえた音羽は、優しい笑顔で首を傾げた。

 少しはっきりしてきた頭で、羽音は音羽に詰め寄った。

「どうして、縁結ぶなんて選んだの!?」

 妹の剣幕に音羽は曖昧に微笑んだ。

「願いがあるから~」

 その言葉は覚醒した意識には癇にさわった。

「どうせ、藍子と仲良くしたいってお願いしたんでしょ?」

「内緒~」

 羽音はむくれたが、音羽はほんわか笑顔で返した。

「そういうはのんちゃんは~?」

「えっ?」

 逆に聞き返されて今度は羽音が言葉に詰まった。

「おとはが選んだから、勢いで……」

「ふ~ん~」

 動揺する羽音に、気のない素振りをする音羽だった。

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