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双子姉妹  作者: 碗古田わん
第八話『双子、西へ』
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【違和感】

 京都駅を出たバスの集団は、まず二条城へと向かった。

 そこでの見学を終えると、金閣寺へと行き、次に嵐山へと移動すして、昼食を取った。

 さらに銀閣寺に行き、銀色で無い建屋を眺める。そして、またバスに乗り込んだ。

 次の目的地である清水寺へ向かう途中、

「なんか、京都って……」

 琴美がポツリと漏らした。

「普通の街だね」

「あたしも思った!」

 すると、前の席から身を乗り出した羽音が、思いっきり食いつく。

 駅に着いてからずっと、引っかかっていたのはそれだったのだ。

「京都の町って、全部木で作られてると思ってた」

 琴美は照れ笑いを浮かべた。

 確かに名所や神社やお寺は昔ながらの姿を残している。

 しかし、それ以外の場所は普通に鉄筋コンクリートのビルがそびえ立つ都会だった。

「一応、建物の高さとかに制限があるらしいが」

 二人の疑問に真顔で付け加える薫だった。

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