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双子姉妹  作者: 碗古田わん
第八話『双子、西へ』
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【京都到着】

 そうしてるうちに、新幹線は京都駅へと着いた。

 新幹線を降りた生徒達は、引率の教師に引きつられて烏丸口から駅を出た。

「わぁー、高い!」

 直ぐ目の前にそそり立つ白いタワーに、琴美は目を輝かせた。

「本当だね~」

 音羽もほんわか笑顔で見上げる。

「あれは、海の無い京都の街を照らす灯台として作られたそうだ」

 真顔の薫がうんちくを披露する。

「……」

 ただ一人、羽音だけは会話には加わらず、周りをキョロキョロと見ていた。

「伍組、バスに乗って」

 担任の三代円(みしろまどか)の声で、班ごとに並んでいた生徒達が、待っていた観光バスに乗り込む。

 それでも羽音は、周りを見渡すのをやめなかった。

「行こう、はのんちゃん」

「う、うん……」

 音羽の声で我に返る羽音だった。

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