表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アポカリプス・デザイア  作者: 結芽月
第一章[新たなる者たち]
9/91

第一章[新たなる者たち]第六話

「じゃぁ、ブリーフィングを始めますよ~」

 まさしく魔法少女。といった感じの装束の少女が話し始める。

 ここはヴァルキュリアス第150部隊のブリーフィングルームだ。

 集まった七人の者たちが部隊の面々になる。

 人類種二名。そして幻獣種、精霊種、宝玉種、飛翔種、幻竜種がそれぞれ一名だ。

「聞いていたと思うけど改めて自己紹介から。私は、静音日花里。人類種で、契り手」

「契り手……」

 契り手とは、この星の治安維持をつかさどる組織に所属するもの達の総称だ。

 その組織というのは警察のようなもので、崩星大戦終結後に、精霊種の十二勇者<神威極光>オベリスクによって設立された。

 彼らは、精霊種と契約を行うことで治安維持の使命を帯びる代わりに、膨大な力と寿命を手に入れるのだ。

「へぇ」

 ちなみに彼女が隊長らしい。

 後、彼女がこんな格好をしている理由だが、契り手たちはこういう格好を好む傾向にあり、彼女もそれと同じだからだ。

「次の人どうぞ~」

 にっこりと笑いながら、彼女が次の者の自己紹介を促す。

「ええと……宝玉種のパールです。よろしくお願いします……」

 もじもじしながら、その宝玉種の少女が自己紹介を行う。

 体に在る魔力の結晶体、魔晶石は真珠色。

 それらが体を覆うのが宝玉種の特徴だ。

 そのせいか服の布面積はかなり少ない。だが十分隠せている。

「かわいいな……」

 近くに座っていた飛翔種の少年が呟く。

 背から一対の立派な真紅の翼を生やしている。

 髪はそれと同じ色をしており、瞳の色は対照的に暗い青だ。

「次は俺だな」

 その少年が立ち上がって、前に出る。

「俺は、飛翔種のフレースだ。よろしく!」

 背中の翼を広げて元気に言う彼、フレース。

 彼の動作には力強さが感じられる。

「おい、早くしろよ。俺様の番だ」

 突如フレースを押しのけ、幻竜種の青年が進み出る。

「俺様は、幻竜種のヴィ―ヴィルだ」

 そう言って、口から軽く炎を吐く。

 彼は、幻竜種の中の炎竜族のようだ。

 幻竜種にも種類があって、その種類ごとに持っている能力が違う。

 例えば、彼のような炎竜種は火に関する能力を持っている。

 しかし幻竜種という事は彼は青年という年齢ではない。

 彼らは総じて長生きだからだ。

 因みに人類種基準で言っているが、大半の種族は人類種の数倍以上長生きだ。

「お次の方~」

 日花里が次の者の自己紹介を促す。

 順番的に続くのは結であった。それに気づいた彼女は立ち上がり、

「私は人類種の衣姫結です」

 自己紹介を行った。

 その後には凜華達も。

「では本だ~い」

 そして彼女等の話題はここでの本題、初任務の話に移った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] こんばんはっ。 再びの感想失礼します! 様々な種族、登場人(?)物…… これだけきっちり書き分けられているのが凄いと思いました。 拙作でも話の進みと共に登場人物の区別に苦心しています…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ