【始まりの書】
この作品は【騎士飯】の主人公による、騎士の戦いと料理をテーマにした物語です。
魔物と戦闘もあるため、残酷な描写もあるかもしれません。基本的には料理を中心に書いていきますので、よろしくお願いします。
◆主人公:
【黒騎士】
Name:サー・ロズウェル
◆装備:
◉黒い甲冑:
(治癒/魔除け/属性無効/落下無効/水中無効/地中無効/真空無効/能力強化/神耐性/魔耐性/全特攻)
◉不刃の絶刀:
何をしても刃毀れはせず、
どの物質よりも強度があり、壊れることはない。
そもそもこの刀の物質を超える物質は存在しない。
そして、その生物特有の装甲ぶち抜くことが可能。
獲得スキル:3種
◆スキル:
◉無心:
精神的なもの、肉体的なものに対する精神力を
向上させ、動揺しなくなるスキル。
◉明鏡止水の境地:
一発一発の攻撃に対し全身全霊で叩き込むスキル。
◉背水の陣:
危機的状況に陥ると全ステータスが上限を突破するスキル。
◉料理人:
3つ星シェフ並みの腕になるスキル。
◉適応変化(水中/空/地中/マグマ/氷点下/宇宙):
全ての空間で生きることができるスキル。
◉永久寿命(200を超えて数えるのをやめた):
仙人のようになれるスキル。
見た目年齢は30〜45の間で止まっている。
◉縮地:
確定ゼロ距離で戦えるスキル。
◉軻遇突智:
斬りつけた時、傷口から神の炎、燃え尽きることのない炎を噴きださせるスキル。
◉負のオーラ:
絶対的なオーラを見せつけ、全てのものを恐縮されるスキル。
◆獲得スキル:
◉➀黒い甲冑スキル:量子歩法
トンネル効果を発生させ、壁を自由に通り抜けることが可能になるスキル。
◉➁不刃の絶刀スキル:空間斬り
空間を真っ二つに切断することができるスキル。
◉➂黒い甲冑スキル:飛翔
短い距離だが、空を飛ぶことができるスキル。
空中を蹴るように飛ぶ。
◆プロローグ:
西暦200年
魔王が世界に君臨していた時代。
この時、黒騎士の実年齢は100歳を超えていた。
まだ彼は無名で普通の騎士だった。
その頃、勇者制度が導入され
魔王討伐のための祈りの儀により、
勇者の選定が行われていた。
勇者学院とも言われる勇者のための教育も
行なっていた。
各国は勇者を生み出し、魔王討伐を行うも
魔王の力は偉大で、誰も敵う者はいなかった。
そして、西暦950年
彼の実年齢800歳を超えた。
彼の肉体はほぼ神に近いものとなる。
神に選ばれたことは一度あったが、
自ら不問とした。
仙人までなら問題ないが、神には自由がないため
彼はならなかったのだ。
そしてこの年、魔王は突如として死を迎えた。
誰かに倒されたのだ。
しかし、玉座に残っていたのは
魔王だったものの骨だけが綺麗に残され、
魔王の容姿を絵にしたものが
置かれていただけであった。
そして、勇者制度は通常の学園制度に切り替わり、勇者たちは騎士や王国戦士などいろんな道に進んで行った。
これは西暦950年、黒騎士の物語である。
◆ストーリー:第1話【黒き料理人】
肉を切り裂く音や、骨を砕く音。
洞窟の中で鳴り響く。
それはエプロン姿の名状しがたい黒騎士の姿であった。
そう!彼は今魔物たちの骨や肉を使って料理をしていたのだ。
肉がこんがり焼かれる音、鍋がグツグツと煮込まれ、いい香りが洞窟全体に広がる。
洞窟を横切り旅をするものや、魔物の残党討伐をするもの、学者たちの足を止め、彼は彼らに料理をもてなす。
彼は皆からこう呼ばれている。
《黒き料理人》
黒騎士『あとはスパイスだけだな。これで完成する。』
スパイスをふりかけると、匂いが一気に鼻を通り抜けた。
学者たち『待ち遠しい!まだ出ないのか?』
黒騎士『料理とは時間です。空間を切ることはできますが、時間を切ることはできません。
料理は手間をかけ、時間をかけて漸く美味しく頂けるのです。早く料理を食べたい方はファーストフード店に行くといいでしょう。
しかし、この料理が食べれるのは私と幸運に出会ったもののみ、一生に一度しか食べれないかもしれない。もしかしたら、会えずに食べれないかもしれない。そんな料理なんです。なのでお客様はもう少しの間を我慢するか、運動するか、ボードゲームでもしといてください。』
彼は戦いよりも料理との戦いが好きなのだ。
魔王討伐はただの暇つぶし。
彼は火を止め、盛り付けを済ませ。
待っていた客人に振る舞う。
黒騎士『お待ちどうさま。
今宵はスライムレモン風味の魚トロトロ餡掛け、
山菜とベヒモスの天ぷら、透明度99%富士の泉を使用した紅茶、先程村で譲り受けた麦米、オバケウナギの肉を使用したクルシュスープ(※)
では、黒騎士料理ご堪能ください。』
※クルシュとは:
六大国領域に存在する小さな国クルシュで
独自の製法で作られたスープ。
ご当地スープである。
彼はそのレシピを活用し、
独自のオリジナルスープを作り上げた。
旅人『こりゃ美味い!!絶品だ。
頬が落ちるほどだ。スライムはこんなにも美味しく食べれるのか、スライムの体液は回復薬以外ではあまり使われないが、このような活用法があったとは。旦那、あんた何者なんだい?』
黒騎士『ただの料理を作るおじさんでございます。』
それに対して戦士が横から入る。
戦士『おいおい、ただの料理人がこんなもの作れるわけがねぇよ。神様かなんかじゃねぇか?
お客様は神様とか言うけどよ。あんたの方がよっぽど神だぜ?このクルシュスープは最高だ。
お袋の味を思い出すぜ、全く。
俺は5〜6年ぐらいクルシュから離れて討伐戦士としてやっているが、これはクルシュスープだ。
クルシュの俺が言うから間違いないぜおっさん。』
黒騎士『大変恐縮でございます。クルシュの方からお褒めの言葉をもらい受け、私は嬉しい限りです。神ですか、そうですねある一種の神かもしれませんね』と彼は微笑む。
彼らは黒騎士にありがとう!とご馳走様!と感謝をし、その場を離れる。
黒騎士は彼らが見えなくなるまでお辞儀をし、
見送った。
彼は残り物を食べて、他は保存し明日の朝食にした。
早朝彼は討伐に出かけた。
朝食は済ませ、刀を腰に携え。
バッグは背中に背負う。
これから待ち受ける料理の旅。
彼はどんな客人と出会うのか…それは神のみぞ知るである。
to be continued…
家の中でなんか、面白いのないかなーとか
TRPGでシナリオ書こうかなーとか
考えてたら、あ!これ面白そうじゃね?って思った時に
【騎士飯】って言葉が出ました。
二番煎じかもしれんけどね。
ダン○○○飯とかねゴ○○ンス○○○ーとかね
まぁ、頑張ります。