第三話.あの悲劇へ
なんでこいつらのことが嫌いって!? 誰だってこいつらと遊んでみれば分かる。
理由を簡潔に言うとだな。こいつらは俺の家の個人情報を簡単にクラスの奴に流すし、パ
ソコンを壊すし、食った後のお菓子、もって来たジュース、その他のごみは全部こっち任
せで、
家具はいじるわ、
居間で暴れるわ、
人んちのアイスとか勝手に食うわ。
ろくなことを全くしない!!正直言わせてもらおう。俺んちにくんな、下衆ども!
・・・少しえらい。ムキになって言い過ぎた。まぁ、以下が俺がこいつらを嫌いな理由だ。
それでも嫌々承諾した理由は、・・・まぁ腐れ縁だが小学校からの付き合いだってことだ。
あぁ・・・昼から大変だ。覚悟しておかないと。最悪の場合、答えを渡したら帰らせよう。
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時は待ってくれず、現在時刻1時、家のチャイムの鳴る音がした。
「来たか・・・魔王め!(二人ですが)」
勇者(俺)は恐る恐る玄関へ歩み寄る。玄関の鍵を開けた、と思ったら。
勇者(俺)にダメージ!鍵を開けてそこから手も離さないうちにドアは開けられ、俺はタ
ックルを受けた。
「痛いだろ!!!!!!!!」
「あースマソ。んで、答えは?」
「その前にお邪魔しますぐらい言え!」
「あー? お前以外に人おらんだろ?」
「なんでしっとんや!」
「電話にお前が出たから。いっつも親が出るやん。」
「・・・納得。」
「んで、さっさと答え渡せ。てかパソコン電源入れて。」
「・・・は? 俺パシリじゃないから。ほら答えやるから、(・∀・)カエレ!!」
「家荒らすぞ?」
「何それ、脅し?」
「荒らすぞ、悠基。」
「おっけー♪」
「待て。分かった。分かったから荒らすな。怒られるんは俺なんやん!」
「じゃー、さっさとパソコンつけろ。」
「う・・・。」
俺は反抗も出来ず、パソコンをつけた。奴らがパソコンで怖いサイトを見ている途中、喉
が渇いた。と言ったので俺は仕方なく茶を注ぎにその場所を離れた。それが失敗だった。
ここからあの悲劇へ繋がっていくのだった・・・。
5:5です。
少しオーバーですが、こういうことする友達確かにいます。