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プロローグ.これが俺流!


  このお話は、少しノンフィクション要素が含まれていて、作者が体験したことをありのまま書い


  ています。つまらない体験ですが、何卒温かい目で見てやってください。


  では、本編へ行きます。










___



  「なぁ、かわけんってば!」


  俺がそういきりたって言うと、プッという音とともに電話は切られた。


  

  「なんで切るんだよ・・・。誤解だって言ってんだろ・・・。」


  俺の声は虚しく闇に消え、まるでこの世に一人置いていかれたような気分にさせた。


___



  時は遡り三日前…。



  「よ! かわけん!」


  「来い。」


  「まだ用件言ってねぇじゃん・・・。」


  「いいから来い。」


  「分かった、飯食ったら行く。」


  「おう、速攻で来い。」


  「分かった。じゃあな。」


  「じゃ」



  今のは俺とかわけんとの普通の電話風景。今中学三年生の俺たちは夏休み。俺とかわけんは


  バスケ部を引退し、急にすることがなくなって暇になった。なので毎日のように俺はかわけんの家


  へ行き、一緒に遊んでいる。でも、確かに俺は習い事とか何もしてないんだけど、かわけんは塾が


  週5回ぐらいのペースであるんだ。それなのに、俺のために宿題をする時間を割いて、塾のない日


  は昼から。塾のある日は朝遊んでいる。そう、かわけんはいい奴だ。かわけんは単に勉強がめん


  どいから遊ぼう、と言うが、俺はそう思わない。かわけんは顔こそは微妙だけど、根はとてもいい


  奴なんだ。バスケでは先生の信頼を買われキャプテンになったし、かわけんの勉強をしているとき


  の顔は本当に真剣な顔つき。当然頭もいいし、何よりこいつは優しい。けどあんまりモテないん


  だ・・・。本当に顔で損をしてる、いつもそう思う。けど、俺はあまり嫌いな顔じゃない。むしろ


  あっさりしたきれいな顔つきだとたまに思うくらいだ。そんなかわけんを、俺は今一番の親友だと


  思っている。


  

  「よし、飯も食ったし、そろそろ行くか!」



  そう言って、自転車をまたぎ、かわけんの家へ行く。


  これが俺流、受験生の夏の過ごし方。

この話の事実と嘘の割合は9:1ぐらいです。

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