表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貴方の願いは誰かの願い  作者: どだ
4/15

/3

「さーて今週の体育の種目はー?」


 のっけから某アニメの次回予告風で登場してきた先生はハイテンション。

 なんとお題は体育館の半面を使ってすでに準備されていた。


「卓球でぇーす!」


 補足しておくと先生の好みは大分偏っている。まず球技が大好き。

 バレー、バスケ、ドッジボール、テニス、卓球、サッカーとあらゆる競技をある程度の水準に達するまでガッチガチにやりこませる。おかげで、男子は女子に顎で使われることを覚え、女子は男子を尻に敷くことを覚えたくらいだ。


「ここまでセンスがいいクラスにはであったことない」といわれるくらいだから本当に褒められてるのだと思うことにしている。


 そういうわけで、今日は卓球。ラケットもラバーも各戦型分しっかりと準備されているこの学校はどこにお金を使っているのかしら。

 今日だけカットマンな私は、今日だけカットマンの恵梨香と異質なラリーをすることにした。


 下回転をかける。

 粒で返ってきた、上。

 3球目攻撃。

 カット、下。

 ループドライブ。

 粒、強烈な下。

 粒。

 粒。

 粒、ここだ。

 スコーン!

 いい具合に恵梨香の真横を通り過ぎた。


「これで私の33戦17勝16敗ね」

「そうね、今日もいい勝負だったわ。次は速攻でやりましょう」

「だね。ネチネチした戦いに性に合わないや」


 話していると『ガタンッ』と何かが倒れるすごい音が。

 先生や生徒がそこに集まり始め、私も側により覗いてみると秦が台にぶつかってしまった様だ。


「大丈夫です先生、ちょっとはしゃぎすぎちゃって」


 どんなプレイをしてぶつかったのか想像できないくらいに、現場はひどい有様で流血もしている。見る限り大丈夫ではない程に。


「ま、まずは保健室に。状態次第で病院も有りえるわね」


 先生も少し戸惑っている。私も一緒に保健室に行こう。心配だ。


「先生! 私も保健室まで付き添います」

「オッケ。じゃあ、他のみんなは続きをしていて。決してはしゃがない様に!」


 クラスの皆は秦の有様を見てやや引き気味で、賑わっていた卓球よりも秦の容体の方に関心が向いている様だった。

 秦は濡れタオルで傷口を押さえ、自分の足で保健室に向かう。私は、後ろから秦の無事を祈るばかりの木偶の坊だがとりあえずついて行った。


一応短篇小説を書いているつもりです。ここあたりが中盤に差し掛かっているところだと思うのですが、どうでしょう。終わりよければなんとやら、を目指して上手く纏められるよう努めていきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ