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200文字詩篇

声届く(200文字)

作者: 竹井閑山

隣のパチンコ屋から男が出てきて

大声でがなり始める

もしもし ほら なか うるさいやろう

閉じた窓越しに私が叫ぶ

外に出ててもうるさいわい

男のしゃべりは澱まず進む

外への声は届かないらしい

アルバイト先はまだ決まらない


面接の日はあいにくの雨

傘で身を庇いつつ自転車を漕ぐ

ああ そうそう これ この感じ

万難を排し 肩で風を切る

勤め人のリズムを思い出す

今日の熱意はそろそろ届くかも知れない

面接会場に着いたとき

履歴書がすこし湿っていた


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