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プロローグ 隻眼

20X4年8月27日


「くっ、目が、目が……」


 都心の高層マンション群の並ぶ一帯。その中でも一際(ひときわ)高いタワーマンションの最上階。東京湾を見渡せるリビングでかすかな月明かりを浴びながら、その少年は苦痛に左目を押さえていた。

 そのリビングだけで普通の3LDKマンション1戸分と同じ広さがあるが、彼に同居人はいない。


「そうか、今日は太陽暦でこそ8月27日。だが太陰暦でいえば8月3日に相当、すなわち新月。ゆえに我が左目が、なるほど」


誰もいない部屋で少年は一人納得しつぶやく。


「だが本当に疼いているのは左目か、それとも我が心か。ジン……あの新月の日から今日で4年……」

 

 少年の名は(ひと)(いろ)蔵人(くろうど)。切れ長の目をした端正な顔立ち、男としては長髪ではあるが、身長は178cm、黒髪の普通の16歳の少年の外形といえよう。



 その少年が隻眼である点を除いては。



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