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迫撃!トリプル・ベンツ

-Little Tokyo-


空港へ向かうボッサン、ユオ、カオル、霜月の乗ったパトカー。それに迫る3台の黒いベンツ!

アスファルトを滑るようにして迫り来るその様は、まるで黒い3連星のトリプルドムのようだ!一直線に並んで、ジェットストリームアタックの如く迫って来る!

先頭のベンツがスピードを上げた!パトカーを抜き去ると、車線変更してパトカーの前に入った!

最後尾のベンツがパトカーの後ろに着いた!そして残りの1台がパトカーの左に並んだ!

片側2車線の道路でベンツ3台に囲まれたパトカー!

ボッサンが叫ぶ!


「ユオ!左のベンツの窓が開いたら催涙弾をぶち込め!」


「あいよ~」


ユオはグレネードランチャーを構えた!

左のベンツの助手席の窓がゆっくりと開いて、AK47の銃身が顔を出した!


「今だ、撃て!」


ボッサンの掛け声と同時に、ユオは引き金を引いた!

軽い破裂音と共に発射された催涙弾は、ベンツの開いた窓から車内に飛び込んだ!

たちまちベンツの車内は催涙ガスで真っ白になった!

ボッサンはガバメントを抜くと、左手でベンツの右前輪に2発撃った!そしてパトカーでベンツの横っ腹に体当たり!

ベンツはガードレールにぶつかり横倒しになって派手に転がっていった!

ボッサンはルームミラーで、グシャグシャになって止まったベンツを確認した。


「あと2台!」


後ろのベンツの助手席から身を乗り出してAK47を撃って来た!

パトカーのトランクとリヤガラスが穴だらけになる!


「伏せろ!」


ボッサンは叫んで急ブレーキを踏んだ!

後ろのベンツがパトカーに突っ込む!ベンツのエアバッグが作動!助手席の男はAK47を落とした!

衝撃でパトカーのリヤガラスが粉々に砕け散った!

ボッサンはアクセルを踏み込んだ!

今度は、前を走るベンツの助手席の窓から身を乗り出してショットガンを撃ってきた!

パトカーのヘッドライトが吹っ飛び、フロントガラスに穴が開く!

カオルは構えていた357マグナム2.5インチを窓から出して、ショットガンの男を狙って撃ちまくった!

男の周りに火花を散らして着弾!たまらず男は引っ込んだ!

ボッサンは左からベンツを抜きに掛かった!


「ユオ!今度は右だ!」


ユオは次の催涙弾を装填し終わった。


「うい~。ちょっとじゃま!」


霜月を押し退けて窓からベンツを狙うユオ!

パトカーがベンツに並んだ時、ベンツが体当たりして来た!


「わっ!」


ユオはよろけたが、持ち直して催涙弾を発射!運転席の窓から催涙弾は飛び込んだ!

瞬く間にベンツの車内は催涙ガスで真っ白になった!

ボッサンはベンツを抜き去る時、パトカーの右後ろのバンパーでベンツの左前フェンダーをぶつけた!

ベンツはスピンしてガードレールに激突して止まった!

ボッサンがルームミラーを覗いて叫ぶ!


「あと1台!」


カオルはクイックローダーで弾丸を装填!ユオは催涙弾を装填しながら言った。


「弾ラスト~!」


最後のベンツが凄い勢いで追い上げて来た!ボッサンも負けじとアクセルを床に押しつけた!

ベンツは左に出てパトカーを抜きに掛かる!助手席の男がハンドガンでパトカーのリヤタイヤを狙って撃って来た!

そしてタイヤに命中!タイヤはバースト!パトカーの挙動が不安定になる!

それでもボッサンはアクセルを緩めない!

最後のベンツは催涙弾を警戒してか、助手席の窓を閉めてパトカーに体当たりして来た!このままでは催涙弾を撃ち込めない!

パトカーの左リヤタイヤは火花を散らし始めて、真っ直ぐ走っているのがやっとの状態!スピードも段々落ちてきた!

ボッサンは左手でガバメントを構えると、ベンツのリヤガラス目掛けて全弾発射した!

リヤガラスには弾丸の穴が開いただけでガラスは割れなかった!

そしてボッサンは叫んだ!


「ユオ、リヤガラス狙え!」


ユオはグレネードランチャーの照準を、弾丸の穴の開いたリヤガラスに合わせた!そして引き金を引いた!


「いっけぇぇぇ!」


発射された催涙弾は、リヤガラスを突き破って車内で炸裂した!

たちまちベンツの車内は催涙ガスで真っ白になった!

ボッサンはアクセルを踏んで、暴れるパトカーをベンツの前に覆い被せるようにしてガードレールに押しつけた!

火花を散らしながらスピードを落としていくベンツ。

パトカーはベンツの前で横向きになって滑っていき、ようやく止まった。


「おっしゃ~!ユオ、カオル、行くぞ!」


カオルがパトカーを飛び出して、その後にボッサンが助手席から飛び出した!

ユオの足元には霜月がうずくまっていた。


「ちょっとじゃま!」


霜月は頭を上げで言った。


「頭の上にわっか付いてへんか?」


ボッサンは、スライドストップの掛かったガバメントに予備のマガジンを装填しながら、カオルとベンツの助手席に回り込んだ!

ベンツのドアが開いて白い煙と共に男が2人、咳き込みながら転がるように出て来た!

銃を構えるボッサンとカオルの前に、男2人は座り込んで両手を上げた。

ボッサンはしゃがんで1人の男の胸ぐらを掴んで言った!


「お前らのボスはどこにいる!他の2台のベンツには乗ってなかったぞ!」


「如果杀杀!什么都不说!(殺すなら殺せ!何も喋らないぞ!)」


男はそう言うと、咳き込みながら顔をそむけた。

ボッサンは立ち上がってカオルに聞いた。


「何だ?何て言った?」


カオルは男に背を向けると、ボッサンとユオに手招きした。

そしてボッサンにサバイバルナイフを渡した。


「このナイフで、美女が着ている水着を切り刻んで裸にするところを想像してて」


「はぁ?何だそりゃ?

それにお前こんな物持ち歩いてるのか!」


「そんな事はいいから!それからユオ、あなたはこれ持って分厚いステーキを食べるところ想像してて」


そう言ってキャンピングツールを取り出すと、フォークを引き出してユオに渡した。


「分厚いステーキ?あ~、腹減ってた事思い出した。チャーハン大盛り食べたい!」


「じゃそれでいいから、後は私に任せて!2人とも頼んだわよ!」


カオルは男の方に向き直ると、男の前にしゃがみ込んで静かに話し始めた。


「 在那里的2个男人不是普通。 拿刀的男人是拷问迷,首先剪掉你的耳朵,其次挖掉眼。 拿叉的男人喜欢生肉,吃那个被切下的耳朵和眼!被—丛生的矮竹劈刀忍耐? (そこにいる2人の男は普通じゃないわよ。

ナイフを持っている男は拷問好きで、まずあなたの耳を切り落として、次に目をえぐり取るわ。

フォークを持っている男は生肉が好きで、その切り取られた耳や目を食べちゃうのよ!あなたに耐えられるかしら?)」


カオルの話を聞いた男は、恐る恐るボッサンとユオの顔を見上げた。

ボッサンはサバイバルナイフを持ってニヤリと笑った。

ユオはフォークを持って舌舐めずりをしていた。

男は後退りして顔を引きつらせながら言った。


「不管什么都因为告诉,不挨近那个2人! (何でも教えるから、その2人を近づけないでくれ!)」


「请那么引导到你的老板的地方!(じゃああなたのボスの所へ案内しなさい!)」


知道了わかった


カオルは立ち上がってボッサンに言った。


「ボスの所まで連れてってくれるそうよ」


ボッサンは不思議そうな顔をしてカオルに聞いた。


「お前何て言ったんだ?」


カオルはニッコリ微笑みながら答えた。


「あなたのボスの居場所を教えなさいって聞いただけよ」



パトカーが走れる状態ではないので、ヒゲの男の部下が乗ってきたベンツで、ボッサン、ユオ、カオル、霜月とヒゲの男の部下2人は、ヒゲの男の元へと向かった。













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