第4話「マナーが人を作るのか?人がマナーを作るのか?」
羅皇を破り、初勝利を手にしたソちゃん!偉いぞ!
さて、今回はどうやらマナーについてのお話だそうです。どうなる事やら
CM
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ソ・クラテス「やあ。諸君カリメ-ラ」
リスナー「カリメ-ラ!あれメスガキはやめたの?」
リスナー「カリメ-ラ!まあ、取ってつけた感じだったしな。」
ソ・クラテス「ふむ。やってみたんだがな。
自認おじさんがメスガキを振る舞うのは精神的に結構キツイ。」
リスナー「幼女の皮を被ってて何言ってるんだか…」
リスナー「そもそもソちゃん、黒タイツ幼女って性癖がニッチすぎ…あれ?服装変わってる」
リスナー「新衣装ハァハァ」
ソ・クラテス「お?気づいたか?触れられなすぎて、びっくりしたぞ。」
【頭部には韓服風の黒のレザーキャスケット帽子。ツバと本体を繋ぐところには金色のチェ-ンが装飾品としてあしらわれている。
肩部分にはディズニープリンセスのような、
白いケ-プが羽織られており、服には金色の刺繍が施されている。
上着は、ワンショルダーの少し大きめのTシャツでソ・クラテス本人から見たら左肩。
リスナーから見たら右肩が出ている。
下は黒い短パンで二-ハイソックスを履いており、靴は動きやすいスポーツシューズ。
小さめの黒いスクエアミニショルダーバックを肩にかけている。】
リスナー「初期の布切れとか、全身黒タイツから随分オシャレになりましたね。」
リスナー「可愛い」
リスナー「二-ソえっちだ!ハァハァ…うっ!」
リスナー「これは自分で提案したんですか?」
ソ・クラテス「なになに…
『これは自分で提案したか?』
ふむ、答えは否だ。これはわしの趣味ではない。
このキャラクターを作る時に協力してくれた
モデレーターの”趣味”が反映されている。」
リスナー「ちょっと待ってください。布切れ衣装を作った人と同じ人が作ってるんですか?布切れ衣装モデル作る人とかどんな人なんですか?」
リスナー「そもそも金が無いのにどうやってモデル作ったんだろ」
リスナー「確かに」
ソ・クラテス「その辺は、触れると長くなるため後日話そう。」
リスナー「え~~!」
リスナー「今聞きたいです!」
リスナー「絶対スケベ!ハァハァ」
ソ・クラテス「それでは本日の本題に入ろう。
題して『マナーが人を作るのか?人がマナーを作るのか?』
リスナー「また変なの持ってきたな。」
リスナー「で、今度は何から着想得たの?」
リスナー「全裸はマナーヌギヌギ!」
ソ・クラテス「ふむ。これもSNSと動画から着想を得た。」
リスナー「哲学者って現世だと考えるもの多すぎて忙しそうだよな」
リスナー「実際、ネットにドップリ浸かってる」
リスナー「ネットなんて思考のゴミ箱だと思うんですけどね…」
ソ・クラテス「何を言うか。根拠のない反論は
言論弾圧と変わらんぞ。思考の奥底にある主張に耳を傾けなければ、無知の知を知ることなぞ出来ない。」
ソ・クラテス「という訳で話を戻すが、
『マナーとはなんだろうか?』在り方に対する絶対的な答えなのか、それとも自らを良くしようと研鑽する手段なのか?今日はそれを問いただして行こうと思う。」
リスナー「テ-ブルマナーとか、和室の入り方とか、名刺とか色々あるよね」
リスナー「最近だと、”お辞儀ハンコ”とかあるよね。上司のハンコより傾けるやつ」
リスナー「”自分らしい格好”と言われたので、
面接会場で全裸になったら受かりました
ハァハァ」
リスナー「↑ちょっと待て、その話聞かせろ」
ソ・クラテス「それでは、本日のゲストをお呼びしよう。
マナー武術系お嬢様vtuberの『伊都・エレガンス』さんだ。」
伊都・エレガンス「庶民の皆様、ご機嫌よう!
伊都・エレガンスですわ!オホホホ!」
リスナー「濃いなぁ…」
リスナー「マナー武術ってなんだよ…」
リスナー「和風なのか洋風なのかハッキリしろ。なんで、いとおかし+エレガンスなんだよ。」
伊都「そこの貴方!口が悪いですわよ!
マナー武術流格闘術を食らいなさい!」
リスナー「一体何が起きるんだ!(; 'ω')ゴクリ」
伊都「必殺!……泣く!
うわああああああああああああん!あんあんあんあんあんあんあん(´つД⊂)ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」
リスナー「急に泣き出したぞ…こいつ…」
リスナー「怖い…」
リスナー「ごめんなさい…謝るから泣き止んで…」
伊都「オホホホ!私の勝ちですわぁ!」
リスナー「お嬢様設定なのに気品が全くない…」
リスナー「貴族とマナーの理不尽さを詰め込んだかのような性格」
リスナー「泣いてるのになんでこんなに勝ち誇れるんだよ…」
ソ・クラテス「凄い戦術だな…論理ではなく
感情だけで相手の誤ちを認めさせるとは、
これも一種の対話なのか?或いは…」
リスナー「どう見ても駄々こねてるだけですね…」
リスナー「そこに哲学は無いですよ…戻っておいでソちゃん」
リスナー「ヒステリック癇癪ババア…」
伊都「オホホホ!これぞマナー武術の真骨頂なのですわ!」
リスナー「わけがわからない…」
リスナー「説明plz」
リスナー「誰か助けて」
伊都「
これぞマナー武術”奥義”『号泣』
(ティア-ズインパクト)
泣けば謝るのは何故か?
それは相手の罪悪感が
”己の間違いを認めているから!”
礼儀とは相手を制圧するための「武術」ですわ!『そうしなければ間違っている』という雰囲気を無理やり相手に押し付けて自分の土俵に立たせる。マナーはそうやって相手を精神的に制圧する為の武器なのですわ!」
リスナー「ヤベェなこいつ」
リスナー「マナー以前に思いやりを学んでこい。」
リスナー「武術なのにやってる事が精神攻撃」
ソ・クラテス「なるほど。マナーとは自己防衛の為の武術であると。確かに世の中では終活マナ-などマナーを守らない=常識がないとして採用を断る自己防衛的な役割も存在してるから、
あながち間違いではない。」
伊都・エレガンス「その通りですわ!
そもそも『マナーがなっていない』と指摘された側は、反論した瞬間に『逆ギレする野蛮人』の烙印を押されますの。
反論を封じ、一方的に謝罪を強要する。
これほどエレガントな暴力が他にあるかしら? オホホホ!」
リスナー「違うと思うぞ…」
リスナー「こいつは自己防衛じゃなく加害しに行く立場だぞ…」
リスナー「しかも、立法機関でもないくせに
マナーっていう法律を作るからたちが悪い。」
リスナー「マナーから学ぶ格闘術」
伊都「あら?マナーが法律なら守ればいいだけですわよ?そうすれば誰にも文句言われないですわ。破ろうとする意思が悪いのではなくて?」
リスナー「ひっでぇ屁理屈」
リスナー「人権の侵害者」
リスナー「失礼製造機」
伊都「( ;꒳; )」
リスナー「「「すいませんでした。」」」
伊都「(*^^*)」
ソ・クラテス「では問おう、それならばマナーとは何のために存在する?お辞儀ハンコすらも暴力なのか?」
伊都「お辞儀ハンコ!あれも戦術の1つですわ!知ってますこと?人の身分は分かりづらく、昔から服や、目線の高さなどで表現されていましたの!会社には役職がございますが、書類上では役職でしかそれが見えない…ですが!ここで
ハンコの角度という明らさまな身分差を見せつける事により!弱者と強者が資格情報という分かりやすい形で示されますの!」
リスナー「すぐ泣くくせに思想だけは強いな」
リスナー「グラップラー伊都」
リスナー「性格悪い女の子って抜けるよねハァハァ」
ソ・クラテス「ふむ。では、上座や下座は?」
伊都「あれこそ。主従の分かりやすい形ですわ!なぜ、
『上座という安全な場所に身分が高い人が座るか?』
それは!奇襲攻撃を避けたり、奥に飾ってある槍や刀ですぐさま反撃出来るようにする合理的な戦術なのですわ!」
リスナー「※諸説あるがマジで存在する説である。」
リスナー「まじかよ」
リスナー「ただの嘘かと思った。」
ソ・クラテス「ふむ。ならこう返そう。
『なぜ平和な現代でそのような殺伐とした戦いを行わなければならない?』、奇襲なぞ現代ではないだろう。」
伊都「その言葉、甘いですわよ。現代社会は
物理的な闘争を禁止されてるからこそ、
突発的な”武力”に弱いのですわ。
いきなり、背後から刺されるかもしれない。
いきなり、部下に突き落とされるかもしれない。
いきなり、推しが結婚して精神が死ぬかもしれない。」
リスナー「2つはともかく最後のはなんだよ」
リスナー「いや分かるぞ。最後のだけは」
リスナー「推しの結婚NTRハァハァ」
伊都「私たちはマナーを通じてそういった突発的な暴力に備える護身術を学んでいるのですわ!
目には目を!暴力には暴力を!」
リスナー「マナーってなんだろう」
リスナー「格闘術だよ」
リスナー「いや、違ぇよ」
リスナー「高貴なのか、アンダーグラウンドなのかよく分からないお嬢様だな…」
伊都「元々はスラム街出身ですわよ♡」
リスナー達「「「あ-(納得)」」」
リスナー「マナーってあれね。流儀とか書く方のあれね」
リスナー「泣いててスラム街生き残れるのか?」
伊都「泣いて相手が油断したら
ゴ-ルデンボールをお蹴り遊ばせますわぁ!
靴には鉄板が仕込んでありますわぁ♡」
リスナー「うわぁ…」
ソ・クラテス「なるほど。君の理論で言えばマナーとは現代における、武術としての修行という訳か。」
リスナー「良くまとめたな。意味不明だぞこいつ。」
リスナー「まとまってるのか?…」
伊都「はい!そうですわ♡」
リスナー「あってた」
リスナー「すげぇなソちゃん」
ソ・クラテス「武術の修行は精神論に通ずる。
無我の境地や、弓と禅など、武としての道は精神修行の手段にも使われるからな。そこで聞こう『君のマナーは人の役に立つのかね?』
精神の修行とは自分とは何かを問い正しくあろうとすることだ。
暴力や犯罪の肯定は社会秩序を乱す悪とは言えないかね?」
伊都「マナーは悪ではありませんわ!
これなんていかがでしょう?
喫煙マナー、電車内での携帯マナー。
これだって同調圧力によって、少数派を弾圧し自らの安全な領土を守るための武力行使ですわ!思いやりが全てなら、タバコを吸いたい気持ちを思いやる人だっているはずですわ!
ですが、そんな人は存在しない。なぜか?
それが大多数の意見だから!意見の多い方が市民権を手に入れ社会の一員として認められる!
これが現代の弱肉強食ですわぁ!」
リスナー「言い方はともかく説得力はあるんだよな」
リスナー「実際、副流煙嫌だから吸うなって感想だしな。あと臭いが着く」
リスナー「実は俺達も勝手だったのかも…」
ソ・クラテス「面白い。民主主義の暴力性か。
わしもそれで毒杯を飲まされたから理解出来る。」
リスナー「あぁ…確かにいたわ民主主義の被害者」
リスナー「こうやって悪法は生まれるんだね」
リスナー「死体は抜けないハァハァ」
ソ・クラテス「しかしだ。君はマナーを手段としてしまっているのではないかね?もっと言うなら
『自己弁護の為の正当化の道具』にしてるだけに過ぎないかね?」
伊都「道具の何が悪いのかしら?」
ソ・クラテス「こんな話がある。エリザベス女王のマナーの話だ。彼女は国賓を招いた際に、国賓の1人が手を洗う場所であるフィンガーボールの水を飲んでしまった。しかし、彼女はそれを指摘も侮辱もせず、同じように飲んだという話だ。」
伊都「有名な″作り話″ですわね。歴史的な証拠はないんじゃないのかしら?」
ソ・クラテス「手厳しいね。確かにそうだ。この話はヴィクトリア女王だとする話もあれば、夏目漱石の創作話だとする説もある。しかし、この話の″本質″はそこでは無い。これが嘘だとしてもマナーの本質として語り継がれてきた歴史に意味がある」
伊都「何が言いたいのかしら?」
ソ・クラテス「マナーとは『自分を守るためのもの、大多数によって作られる法』だと君は言った。しかし、それは間違いだ。″マナーとは相手を守るためであったり、相手を思いやる″為に存在する正しい在り方だ。確かに正しさと正しさはぶつかることもある。だから、どっちかが折れるて妥協する。人生は辻褄合わせのようなものだ。それに対して君はどうだ?誰かを跪かせる、制圧する、従わせる。相手を無理やりねじ曲げてるだけに過ぎない。それは暴力と変わらないと思わないかね?」
伊都「暴力では無いですわ!」
ソ・クラテス「なら問おう。
『なぜ正しいはずの君の論理には賛同者がいない?』大多数が認めたル-ルがマナ-であるはずなら、君のマナーは大多数に指示されてるはずだ。しかし、現実はどうだ?「このマナ-本当?」「過剰じゃね」「謎マナ-」と疑問の声が多いのではないのかね?」
伊都「オホホホ!それこそ愚かな返答ですわ!先程も言ったように多数決が間違いを起こすのはあなたの毒杯が証明しているのですから!」
リスナー「それは…そう」
リスナー「民主主義が正しいとはたしかに限らない」
リスナー「ソちゃんさっきの会話忘れたの・」
ソ・クラテス「まだ気づかんかね?そこ落とし穴がある。私は「悪法でも法である』として、その結末を受け入れた。それが当時は正しかったからだ。しかし、君はどうかね?「大衆の支持すら得られてない」これは逆説的にいえば、少数意見でしかなく、マナーとして成立出来ないことを意味してる。」
リスナー「あっ!そっか!少数派が正しいって意見にはならないか」
リスナー「そういやそうだ」
リスナー「なるほどねぇ」
伊都「くっ!でも少数派が間違いと言えないのではなくて?」
ソ・クラテス「文明開化時の日本の話をしよう。
不平等条約を覆すために、日本人は
″対等な関係″を目指して西洋のマナーを学び
披露した。しかし、それは猿真似だと揶揄された。君のマナーも同じだよ。中身がない。
マナーも対話である。マナーだって受け取り同じことをする人間がいるから意味がある。それが誰にも賛同を得られないなら、それは対話ではなく独りよがりに他ならない。」
伊都「くっ…」
ソ・クラテス「君の身の上は同情する。そういった虚栄で出来た鎧をまとい、自らが作ったマナーで自分を正当化しなければ生きてこれられない環境だったんだろう。だが、思い出して欲しい。人には対話という手段があることを」
伊都「貴方に何がわかる!自らの流儀と自己防衛の為の暴力が全ての世界の何が!」
リスナー「やっぱりね…」
リスナー「伊都ちゃん…」
ソ・クラテス「私には何も分からない。だから、こうして対話をして君に聞いている。君にとってのマナーとはなんだい?」
伊都「自らを守る鎧であり、そして武器ですわ!私は私を守ってくれなかった世界に対して、
マナーという刃物をつきつけるのですわ!」
リスナー「…」
リスナー「刃物ね…」
ソ・クラテス「刃物は武器ではない。道具は自分の意思で使い道を選べるのだよ。包丁として使うのもの、人を殺すのも自分次第。なぜ、自ら闇に飛び込む?」
伊都「正論では救えないものがあると知っているからですわ!おほほ!」
ソ・クラテス「そうか…残念だ。今日はここまでにしよう。ありがとう伊都くん」
伊都「楽しかったですわ!おほほ!」
【伊都退出】
ソ・クラテス「やはり、対話を続けるしかない。
彼女のような人間を救うためにも…私は…」
配信終了
切り抜き【ソ・クラテス孤児院に寄付する】
リスナーA「ソちゃん。収益で得た金を全額寄付したんだって」
リスナーB「例のコラボの影響だろうねぇ…」
リスナーC「今回は引き分けかなぁ…」
リスナーD「伊都さんがコメントしてた
『今度、私の実家に来ませんこと?この間の失礼のお詫びに茶菓子をご馳走しますわ♡』との事。」
リスナーD「やはり、彼女はまだ死んでいない。救う余地がある」
リスナーE「羅皇もコメントしてた。
『だから言っただろ?満たされない者の気持ちは満たされたものには分からないと』
だってさ」
リスナーB「難しい問題だね」
????通信記録
ソクラテス「やはり対話は必要だ。人の本質は対話でしか現れない」
???「しかし、対話だけでは人は救えませんよ?」
ソクラテス「知ることが出来なければ、救うことすら出来ないだろう?知ったという事実が大事なのだ。」
???「なら、救ってみせてくださいよ」
ソクラテス「おや?君が言っただろ?私は亡霊に過ぎない。実態が無いものに救う方法など無いのだよ。」
???「つくづく、都合だけはいいですね。」
???「ソフィストですら都合の良い夢を約束してくれますよ?」
ソクラテス「私は彼らのように詭弁は語らない。
対話による成長が対価として実を出すだけだ。」
???「実を出す前に枯れる木は見て見ぬふりをするのですか?」
ソクラテス「人は神になれない。君が言ったことだ。」
???「やはり私は、貴方が嫌いです」
通信終了




