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グリーン・アフターエンド  作者: 卵かけ定食
【第一章】地下洞〜イミテ平原
5/14

【第五探検話】絡繰などなんのその

第四探検話(第四話のこと)の続きです。

「やったー!」

興奮する二人は荷物をまとめて擬態の森へと向かった。

スタスタと順調に擬態の森へ近づいていく途中、足元でカチリと硬い音がした。落ち葉をどけると、金属の塊が埋まっていた。丸い目のようなレンズ、折りたたまれた脚部、そして背面には見慣れた形の差し込み口。

「コンセントか…?」

ネウラがハッとし、鞄の中をほじくった。

「見て!これ!」

ネウラが取り出したのは小型の充電式バッテリーだ。

「これ使ったら動くんじゃないのぉ?」

「おぉ行ける行ける!」

(何で都合よくバッテリーなんか持ってんだ…?)

絡繰とバッテリーをなんかいい感じに繋げて…

『\テテーン/』

「うお!動いた!」

「本当だねぇ、やったやったー!」

絡繰が上手く起動してとても興奮気味な二人…

『ジジ…ジ………データハソンヲカクニン……サイキドウゴ、シュウフクショリヲカイシシマス……』

「ん?破損?」

「なんでー?壊れてるのぉ?」

絡繰動いたのも束の間、データが破損していた。どうやら修復には二十五時間ほどかかるらしい。

「二十五時間か、長いな…抱えて進むのも難だし、ここで一泊するか」

「おっけー!」

その日の夜…

『ハチジュウイチパーセント…』

『ハチジュウニパーセント…』

『ハチジュウサンパーセント…』

『ハチジュゥッ』

「うるさい!」

二人とも、機械が1%進むごとにログを読み上げて寝ようにも寝付けず、そのまま朝を過ごした…

『キュウジュウキュウパーセント…』

『\テテーン/』

『本日は2354年10月24日の日曜日、天気は晴れです』

「んん…誰の声だッ」

レーズが目を開けると目の前には昨日の絡繰が居た。

「おはようございます、管理者様。昨日の修復処理で50%ほどは修復できました。修復された内容として会話機能…が修復されました!他はまだです、途中でバッテリーからの電力供給が止まったため…」

「うそ!? じゃあ今、バッテリー空ってことか!?」

擬態の森は樹冠が空を覆い、昼でも夕方のように暗い…だから電気ランタンか炎魔術が必要不可欠。バッテリーが使えなくなった故にどうするか考えに考えた結果…

「起きろ!起きろネウラ!」

「ん…あ、おはよう…どうしたの?」

「炎魔術を覚えてくれ、バッテリーが空になったから電気ランタンが使えない」

と言ってレーズは簡易魔法書物をネウラに渡した。

その日は一日中ネウラの炎魔術習得に費やした。意外にも絡繰が良い指導をしてくれたおかげですぐに習得ができた。

『ボワッ』

「じゃん、手から炎が出てくるようになりましたー」

「おお!」

絡繰とレーズは一緒になって驚いた。今朝出した炎の球よりも数十倍はある大きさのやつを出したから…

「デカくね?」

「これなら擬態の森も余裕でしょ!」

なんて言いながら歩いていると、目の前には果てしない擬態の森が現れた…

「ここか…」

レーズは木々の大きさに驚いていた。

「現在地を測位しました。静岡県富士市、駿河湾沿岸エリアです」

「静岡県って私たちの祖先が居た日本って国の地名でしょー!」

「そのような情報はございませんが日本の一県です」

「そんなことはどうでもいい、中へ入ろう」

さっさと擬態の森へ入りたかったレーズであった…


今回もご拝読いただきありがとうございます!

日2回の不定期更新にします。


次回もよろしくお願いします。

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