【第三探検話】ドラゴンと道義に反す者
第二探検話(第二話)の続きです。
イラには確信があった。
あのドラゴンは自分を狙っている。理由も、心当たりも、ありすぎるほどあった。だが、イラはドラゴンの子供食べた事だけは違うと信じていた。
「この山の山頂にある小さな洞窟に居ると思うんだが、どこから行けばいいか…」
山には人が作ったであろう道が二つに枝分かれしていた。
「右か左、どっちに行くか…」
「じゃあ俺は右に行くわ!」
イラが意気揚々と右のちょいとばかし荒れた道を進んだ。
レーズは左の最近整備されたであろう道を進んだ。
「綺麗な道だな、地下洞付近のイミテはもう整備がされているのか…」
その後は難なく山頂へ到着した。
「お、この洞窟かな」
レーズは洞窟をチラッと見渡した。奥にはドラゴンが寝ていて、ネウラはその横で横たわっている。
「どう救出したらいいのか。普通にドラゴンを撃つべきなのか…?」
『バキッ』
小枝を踏んでしまった
ドラゴンの瞳が開いた。
黄色い縦長の瞳孔が、まっすぐレーズを捉える。
「やばいバレたぞこれ」
ドラゴンの咆哮が鳴り響き、洞窟の空気が震えた。
レーズは慌ててドラゴンの頭部を撃った。
『ドン』
リボルバーの銃声が洞窟の壁に響いていつもの数倍うるさく聴こえる。
そんなリボルバーの弾をドラゴンは容易く弾く
「うわマジか…」
炎が来た。横に転がって回避するが、熱でコートの端が焦げた。
「アッツ!」
逃げ回りながら周囲を見渡すと、岩や骨、焼けた死骸。
そして天井には割れかけの巨大な鍾乳石。
「あれ落ちたら痛そうやなぁ」
レーズにはニヤけながら鍾乳石に一発撃つ。
『ドン、ピキピキ』
鍾乳石の根元に当たりヒビが入る
「よし、もう一発だ。って…」
ドラゴンが突進してくる。
「近い近い近い近い!」
完一発の所で横へ回避をした。そしてもう一発鍾乳石へ
『ドン』
ついに巨大な鍾乳石が落下し、ドラゴンの頭部を直撃し、鈍い音が鳴り響いた。
「へへ、成功成功!」
レーズは辺りを見渡してネウラを探した。
洞窟の端っこに飛ばされたネウラを見つけると、飛ぶようにかけたレーズ。
「おーい、生きてるかー」
「んん、あぁおはようねぇ〜」
渋い顔でネウラを見つめるレーズ。ちゃっちゃとドラゴンの骨や素材になりそうなものを取って洞窟を出た。
外はもう日が沈んでいた…
夕焼けのイミテを眺めるレーズ…
『トン』
突然レーズの足元の感触が消えた。風が体を持ち上げる。
「……あ?」
視界がひっくり返った….
今回もお読みいただきありがとうございました!ゲームをしていたら十一時を過ぎてしまい急いで書きました…




