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グリーン・アフターエンド  作者: 卵かけ定食
【第四章】朽ちた村の秘密
17/19

【第十七探検話】最後の人工知能

十六話の続きです

「大丈夫か……クガ!」

突然、表示装置から激しい砂嵐が流れ始めた。

ザザザザ……と画面が歪み、輪郭が崩れる。

「通信安定化……再同期中……」

数秒後、ぼやけた顔が戻る。

「おめでとう……そいつの心臓部が解除キーだ。そのキーを小型人工知能搭載型機械人形のUSBポートに差し込みなさい。」

「ゆーえすびー……?」

「……用語すら失われたか。USB。汎用接続規格だ。機械型人形の背中にある長方形の穴だ。あるだろう?」

「長方形の……あ、これか?」

「そうだ。端子を傷つけるな。接触不良は致命的だ」

レーズは慎重にクリの背中へ解除キーを差し込んだ。

カチリ、と小さな音が響く。

【不明なUSBポートを検知しました……】

一瞬だけ、表示装置のノイズが止まった。

「……接続確認。認証プロセス開始」

「なんだ?今の声」

「インストール手順の一部だ。気にするな」

【データをインストール中…… 3%……7%……】

進行表示がゆっくり上がっていく。

「妙だな……」

AIが小さく呟いた。

「この処理速度、この待機時間……」

「何がだ?」

「いや……かつて、大規模起動処理を行った際と酷似していると思ってな」

「大規模?」

「莫大なエネルギーを扱う装置ほど、確認工程は慎重になる。誤差は許されない」

レーズは眉をひそめたが、深くは追及しなかった。

【42%……63%……】

「以前も、こうして数字は静かに増えていった」

「ん?」

「独り言だ」

ノイズが一瞬だけ強まる。

【89%……97%……】

その瞬間、表示装置の画面が強く乱れた。

ザザッ――

「通信経路切断。役目は終えた」

ブツン、と映像が消える。

「消えた!?」

「通信が遮断されました……しかし」

クリの瞳が淡く光る。

【データのインストールが完了しました】

「破損したデータが全て修復されています……内部領域の再構築を確認」

レーズ一行は歓喜した。

サイマが地図を広げて

「次はここに行こう!」

サイマが指を刺した所は太平洋だった。

ご拝読ありがとうございました!

昨日は番外編の制作により、投稿が出来ませんでした。申し訳ございません。それと、今回の文字数が838字と言うめちゃめちゃ少ない文字数で申し訳ないです。

次の話は2000字越えになると思います。

次に行くところは太平洋です。次の十八話はその道のりのお話です。


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